アドラー心理学入門
筆者:岸見 一郎
ビフォー
よく就活などでは過去の経験から今の自分の心情や動機などを考えて自己分析をします。この自己分析はとても大切であると感じていますし、私も先日まで転職活動をしていたので、たくさん自分の過去のことを振り返りました。「今の自分は過去の経験、環境、遺伝的なもの(アドラーはこれらを「素材」と表現しています)によってつくられている」と考えていました。そしてこの経験や環境、遺伝的なもの(素材)は自分自身のみでは変えることはできないものと考えていました。しかし、今回、勉強した心理学者アドラーの考え方は違うものでした。
アフター(気付き)
アドラーに人生の意味を問うとこのように答えたそうです。「一般的な人生の意味はない、人生の意味はあなたが自分自身に与えるものだ。」これは、人生の意味のみではないと読み取りました。「素材」についても同じでなのです、その捉え方は自分次第です。例えば、私は田舎に住んでいるから大企業には務められない。この時、「私」は大企業に勤めたくないがために田舎に住んでいることを理由にしているのです。これをアドラーは「人生の嘘」と表現しています。「人生の意味」についても「素材」についてもどのようにとらえるかは自分で決めるのです。ですが、だからこそ、その決断には大きな責任が問われるのです。
多くの人は、この決断を逃れ、失敗を恐れているのです。よく見られる例として「自分もやればできる、これらはたいしたことではない」と言い聞かせ、自分もやればできるという可能性を残したり、他人に嫌われないように八方美人になり、本来の自分の課題から逃れたりするのです。
どうでもよいですが、私は大学のとき交際していた人に「あなたには芯がない」と言われフラれてことがあります。(笑)
だからこそ?(笑)他人の目を気にせず自分自身が今なぜここにいるのか、自らの意思、責任で人生の決断をしなければいけません。他人の期待を満たすために生きているのではありません。価値観や文化は人によっても時代によっても違います、他人の課題に勝手に介入することはできません。(そもそも相手は私のことを理解することは不可能である)どのように感じているかはその人次第です。
そのため、筆者は言葉を大切にする必要があると言います。行動や態度から察する(思いやりと言って正当化することが多い)ことを求めたり、察することで関係を複雑にすることがあると言います。たくさん、思いつくことがありますよね、、、。
TODO
自分は、まさに八方美人で誰にも嫌われないようにと心がけて生きていました。大学の時にフラれた交際相手には見破られていたんだなぁと感じます。芯のない私に不信感を抱いたのだと分かります、、、。今では言葉にしてくれてありがとうと思います(笑)
私は、いつからでしょうか?少なくとも大学の時から自分で決めなければいけない人生の意味やその決断から逃げていた、他人に承認されることで良い気分にだけなっていたのだと分かりました。少しずつ、他人の目を気にせず、自らの思うことに素直に生きたいです。すごい、難しいと思いますが、、、。大学のころの彼女を見習って言葉に出すことから始めてみます。
そして、自分の中で、思いつく「人生の嘘」をリストアップしようと思います。本当はやりたい、やった方が良いと思っていたけど理由を付けてやらなかったことです。今からでも十分間に合うと思うし、今の私が取り返したいと思えば取り返すべきだと思います。逃げていたと思っていなかったけど逃げてきたことが、たくさんあることが分かると思います。
この読書感想文も仕事が忙しいとサボってきたので、アウトプットしっかり継続します。インプット3割、アウトプット7割!!!もう一度アウトプット大全の感想文を読み直して、鍛えるぞ!!
※今回は、読書感想文で悩む子供たちに教えたい、三段構成で書いてみました。(アウトプット大全で習いました。)「before」「after」「ToDo」で書くと、ライティングが苦手な私でもこの程度ですが書けますよ!!