絵画のように広がるシーンと、そこに込めた想い[Unityゲーム開発]
はじめに
『Sayonara Okaasan』(さよならおかあさん)は、母との思い出や限りある命について考えるきっかけとして作り始めた、私自身の想いが詰まった小さなインタラクティブ体験ゲームです。
今回は、その中で3つ印象的なシーンの裏側について少しお話ししたいと思います。各シーンに込めたメッセージやイメージが、皆さんにとっても共感できるものであれば嬉しいです!
りんごとカップのシーン
死に向かう瞬間がゆっくりと流れている様子を表現しています。生と死の狭間をさまようような感覚の中で、過去の思いや感情が全て混ざり合い、流れていくように感じられる瞬間。子供は母を引き戻そうと、同じ場所にいます。
りんごは「命」や「生命」の象徴として登場し、死神のような大きな手と共に、シーンに入り組むように現れます。
本棚のシーン
過去の様々な出来事が本棚の写真として表現されているシーンです。
楽しい思い出よりも、つらい経験や苦しいことが心に深く残り、語られずとも心の「本棚」にそっとしまわれている…そんな感情を描きました。
見返すことは少ないかもしれませんが、心の奥にずっと残るものを表しています。
死神の審判のシーン
「体は借り物で、いずれ返さなければならない」というテーマを表現したシーンです。命あるものはいつかその時を迎え、死に至ります。それは、がんと闘っている母だけでなく、人間や動物などすべての命に共通する運命です。
また、子供が立っている箱には体のパーツの名前が書かれており、それぞれが「借り物」であり、最終的には返さなければならないものを象徴しています。
さいごに
また、遊び方についてですが、ポイントアンドクリックを軸に、脱出ゲームのようなパズル要素を解きながら、詩を読み進んでいきます。
絵画のようなゆったりとした世界に迷い込むような?感じかもです…
『Sayonara Okaasan』は、年内にリリースを予定しています!
もし少しでも心に響くものがあれば、ぜひウィッシュリストに登録していただけると嬉しいです。そして、リリース後にはその世界に触れていただけることを楽しみにしています。
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最後までありがとうございました!
ではでは