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嫌な仕事なんてしている場合じゃないくらい世界は素敵なものであふれているから、私は自由に生きていたいんだ

最近よく聞かれるんです。今後どうしていきたいとか、次に目指すキャリアはあるの?と。

10代でフリーランスになり、ライターとしてのキャリアは3年目に突入。

編集・ディレクションの道を歩み始めた今、自分でも次に目指す場所はどこなのだろうと日々探っているのですが、未だに分からないのが本音です。

だって正直、私はフリーランスでも正社員でも、どんな職業の人間として生きてもいいと思っているから。あまりにも選択肢が多いから。


私には、ありがたいことに常に10社程度の皆さんとお仕事をさせていただいている今でも、すべてを放り出して全く違うことをやってみたいと思う日があります。

世界中を飛び回るバイヤーに憧れる日もあれば、表現者になってみたいと思う日もあるし、眼精疲労がキツイから接客業をやりたいと思う日もある。いつかお店を開いて、自分の大好きな人が集まる場所も作ってみたい。

将来の夢なんてクソくらえと思っていた中高生の私よりも今の私のほうが未来の私のいろんな姿を想像できるし、ゼロから今の自分のキャリアを作った経験があるからこそ、誰でも興味と誠実さがあれば、ある程度は何にでもなれると思っています。


でも、だからといって「なんでもやります!全てを捨てて!」とは言えないのも本音です。

たとえば私がどうしても想像できないのは、毎日同じ時間に同じ場所に出社して、同じ人たちと顔を合わせて同じようなことをする、いわゆる普通の生活。

だって、それじゃもったいない!!

20年生きてきて、世界の広さがやっと分かってきました。世の中には素敵が溢れていて、たくさんの感動をくれる存在がある。

信じられないほどの絶景を見ながら起床できるホテル
数万円をかけてでも食べたいと思えるほど美味しいごはん
聞いているだけで鳥肌が立つ音楽…

自分じゃ想像もつかないような、もしくは一度は憧れるような世界が既に世の中に存在している。少し前だったら知らずに生きることができたのかもしれないけど、今はSNSで世界中の素敵なものを知れるようになってしまいました。

私は自分の好きなものはとことん突き詰めて自分の好きな世界に留まってしまうオタク気質な人間でもありますが、まだ出会っていない「好き」が世の中にはたくさんあるのだと思うと、それを発掘して摂取することをやめられません。(新しい出会いに疲れる日もあるんだけどね)


でも、今の世の中で自分のやりたいことを全部上手に体験して「好き」を集めるには、こんな生活をしているとあまりにも時間とお金が足りないのです。

だって今の世の中は、どこも人手不足で困っているのに就活は上手くいかなかったり、そうしてせっかく入った会社はブラックで、いつの間にか私生活を削って働くハメになったり。

新卒1年目の給料じゃ自分をごきげんにすることすらままならないし、好きな仕事を選ぼうとしても、希望の職種で満足のいく収入を得るのは難しい。

一人で生きていくには十分だとしても、この年収とライフスタイルでは家庭を養うのは厳しいなんて、こんな状態。世の中って甘くないよね。本当に。

もちろん、こうして成り立つ仕事は尊いものです。

ここには前提として私が東京のサラリーマン・OLの方が当たり前のようにこなす「週休2日・満員電車に乗って通勤して、決まった時間に休憩して8時間業務にあたる」という行為がしんどすぎるという私の社不ぶりも前提にあるため、むしろこの生活ができる人を尊敬しています。

(「フリーランスって自己管理ができてすごいですよね」と言っていただくこともありますが、逆に管理下で生きる能力があることが本当にすごいんです!管理下で生きる能力が低いから、自己管理するしかなくなっちゃったんです!)

だから、この状況でも道を切り拓く人はいるんだろうし、時間やお金の問題は私がこの先フリーランスをしていようが正社員をしていようが起業家だろうが、悩むことなのかもしれません。

でも、上で書いたような生活を私がしていたら、きっと私はそれを会社のせいにして、諦めてしまうと思う。それに、フリーで働くのに比べて一定の拘束事項があるのは、正社員の一面として正解なはずです。


だから私はせめて、自分がそれらを体験できないことを誰のせいにもしたくないし、常にそのステージに飛び込める扉が開かれた状態に居続けたいと思っています。

お金が足りないなら仕事を頑張って、頑張った分だけ稼げる環境にいたい。休みたいのなら仕事を減らして、時間を作ることが許される状態にいたいのです。

これさえ満たされれば、私は正直どんな仕事をしたって良いと思っています。

だって私はたまたま書くことが人よりも苦じゃないからアルバイト感覚でライターを始めて、扶養を超えたから個人事業主の届けを出しただけ。

そのプラスaで自分にできることを自分が心から尊敬できる人たちに提供した結果、いまは編集・ディレクションの道を進み、この道ではプロ意識を持とうと思っているまでなんです。

まわりに迷惑をかけず(あわよくば喜んでもらえて)、やりたいことをやりたいときに始められる / 実現する努力ができる環境が整っている。それが今の私の欲望です。


それで今、ありがたいことに割と私の欲望は満たされてしまっています。

明日は朝イチでスタバに行って、サンドウィッチを食べながらMTGをして仕事をしたら、午後はずっと欲しかった鞄を買いに行くか!ついでに映画も見ちゃおう。家に帰ってから仕事をしようか!

こんな一日を、やろうと思えばすぐに実行することだってできちゃう状況です。

もちろん、海外に行きたい!ジュエリーを買いたい!とかはお財布と相談しなきゃいけないのでまだ「やりたいと思ったことをすぐに実行できる」環境ではないのですが、現状の私にはその欲望があんまりないので別にいっかと思っています(笑)。

だから次に私が目指すのは、今の生活を維持しながら、もしくはそれを捨てても良いと思えるくらい自分がよりワクワクする環境。それが叶うのであれば、仕事の内容は正直どうでも良いんです。

正直フリーランスもしんどいことはたくさんあるし、「若さ」という資産があるからこそ成り立っているんだろうなあ…と考えているので、こんな生活を正社員として実現できる会社があるのであれば今すぐご紹介いただきたいです。(真顔)


あと忘れてはいけないのは、私は同時に、心から尊敬している好きな人たちにもっと貢献したいこと。そして、より多くの人たちに、より多くの幸せになる手段を知ってもらいたいと思っていること。


心から尊敬している好きな人たちにもっと貢献すること。これは、今の自分に課せられた課題です。

世の中は広いしそれを見に行きたい気持ちはあるけど、目の前の人を不幸にさせてはいけない。だから、やることはきちんとやろう。そう思っています。


より多くの人たちに、より多くの幸せになる手段を知ってもらうこと。これは、私のエゴかもしれません。

こんな文章をnoteに書いた時点で、きっと私は自分の価値観(タイトルに書いたメッセージ)はこの世界にいる誰かに共感してもらえて、誰かの支えになることを期待しているんだと思います。


この間、私の幼い頃からの友だちが「ももちゃんがどこの会社にも行かなかったの、当時は『肝が据わってる』と思ったけど合理的な判断だったんだね」と言ってきました。

「将来を想像すれば想像するほど思うんだよ。『あれ、この世の中って無理ゲーじゃない?』って。正攻法で挑むと永遠にゲームクリアができなくなりそう。

「私も3年くらい本気で社会人やってスキルがついたらフリーで働くのもありかもって、ももちゃんがいるから想像するんだ。」

普段はぼーっとしている友だちがそんなことを言うだなんて…とかなり衝撃だったのですが、友だちにとって私は将来を想像するための1つの材料となったらしいのです。なんだかとても嬉しかったし、「じゃない方」をかき集めたような私のガサついた部分を潤してもらった気がしました。


こんな出来事もあり、私にコソッと心の内を教えてくれた友だちのように、将来の生き方に悩んでいる人は多いんじゃないだろうかと最近は思っています。

だって今の世の中は、あまりにもチグハグ。昔からそうだったのかもしれないけど、SNSなどでそれが露呈しているから不安にもなりやすいと思います。

「自分らしい人生」「個性を尊重」とかもよく言われますが、そんな社会で自分だけの道を切り拓くのって超難しいんです。

だから、自分の選んできた道を押し付ける気は全くないけれども、将来に悩む人たちに私のような生き方が「ケースJ」くらいで良いから伝わったら嬉しい。そう考えています。

「あ、こんな生き方もありなんだ」
そう思ってもらえたらハッピーです。

・自分を信じてくれるまわりの人たちにごきげんでいてもらうこと
・世の中にある「好き」をかき集められる環境にいつでもいられること
・そんな生き方をしたいと思っている人にとって、1つのモデルケースであること

将来どう生きていきたいの?に対する今のところのアンサーはこんな感じです。結局1時間かかっちゃった。

久しぶりのnote更新でした!ではまた!


▼最近は編集・ディレクションばかりやっている書く系フリーランスです。何卒。

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