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読書感想文

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身の程知らずだとわかってはいますが、けっこう辛口で書いています。漫画以外の読書が苦手な方が作品に興味を持ってもらえる。この本、読んでみたいと思っていただけたら嬉しいです。
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記事一覧

読書感想文『本性』 伊岡瞬著

あらすじ 40歳独身の尚之は、お見合いパーティで<サトウミサキ>と出会う。彼女の虜となり逢瀬…

7

読書感想文『復讐と泥沼』 くわがきあゆ著

あらすじ 古民家カフェの崩壊事故に巻き込まれ、一緒にいた盛岡颯一を喪った日羽光は、彼を見…

9

読書感想文『レモンと殺人鬼』くわがきあゆ著

あらすじ 十年前、洋食屋を営んでいた父親が通り魔に殺されて以来、母親も失踪、それぞれ別の…

ももバナナ
2週間前
8

読書感想文『赤と青とエスキース』青山美智子著

今回は背表紙にあらすじがなかったので 帯に書かれてることをそのまま載せておきます   メ…

ももバナナ
1か月前
5

読書感想文『ため息に溺れる』石川智健著

著者は、いしかわ ともたけさんとおっしゃるそうです。 漢字読めなかった。 申し訳ないです…

ももバナナ
1か月前
7

読書感想文『灼熱』 秋吉理香子著

あらすじ 医者の英雄と一見、幸せな結婚生活を送る絵里は本当の名前を咲花子といい、英雄が元…

ももバナナ
1か月前
11

読書感想文 『正欲』 朝井リョウ著

あらすじ 自分が想像できる"多様性"だけ礼賛して、秩序整えた気になって、そりゃ気持ちいいよな。息子が不登校になった検事・啓喜。初めての恋に気づく女子大生・八重子。ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。ある事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり始める。だが、その繋がりは、"多様性を尊重する時代"にとって、ひどく不都合なものだった。読む前の自分には戻れない、気迫の長編小説。 とにかく、私の稚拙な文章力では、かなり、的外れな感想になってるかもしれません。 が、そこは『感想』

読書感想文『傲慢と善良』 辻村深月箸

あらすじ 婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過…

ももバナナ
4か月前
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読書感想文『光まで5分』桜木紫乃著

今年2冊目かな?^^; ずいぶん読書の回数が減っちゃいましたね。 今回の本は 『光まで5分』 …

ももバナナ
5か月前
10

読書感想文『わたしたちは銀のフォークと薬を手にして』島本理生著

なんと、1年以上、小説を読んでなかったみたい。。 これが今年初めて読んだ小説で、きっと今…

ももバナナ
11か月前
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読書感想文『東京タワー』 江國香織箸

あらすじ 大学生の透は恋の極みにいた。年上の詩史と過ごす甘くゆるやかなひと時、世界はみち…

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読書感想文『大人になったら』 畑野智美箸

あらすじ 35歳の誕生日を迎えたメイ。 「いつから彼氏いないんですか?」 「何が目標なんで…

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読書感想文『嫉妬』 林真理子箸

あらすじ 高校時代、やけに男を魅きつけた尾高祐実に。 東京で生まれ育った美貌の同級生の吉…

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読書感想文『平場の月』 朝倉かすみ著

あらすじ 須藤が死んだと聞かされたのは、小学校中学校と同窓の安西からだ。須藤と同じパート先だったウミちゃんから聞いたのだという。青砥(あおと)は離婚して戻った地元で、再会した時のことを思い出す。検査で行った病院の売店に彼女はいた。中学時代「太い」感じのする女子だった。五十年生き、二人は再会し、これからの人生にお互いが存在することを感じていた。 最初からネタバレありなので、知りたくない方はここでスルーしてください。 50歳の大人の恋愛ではあるけれど、普通と違うのは、彼