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読書感想文『復讐と泥沼』 くわがきあゆ著
あらすじ
古民家カフェの崩壊事故に巻き込まれ、一緒にいた盛岡颯一を喪った日羽光は、彼を見捨てた医療従事者らしき二人の男を探していた。なぜ彼らは颯一を助けようとしなかったのか、問い質さねば気が済まなかったのだ。やがて光は男の一人の身許を特定して接触を図るが、彼は突如として何者かに銃殺されてしまう。一方、もう一人の男・薬師も光の行方を追っていた。戦慄のサイコサスペンス!
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いやぁ
すごい作品でしたね。
もう、最初から最後まで、あっという間に読破しちゃいました。
いやぁ(何回言うねん^^;)
上には上がいる。と言うか
前作『レモンと殺人鬼』同様
ああ、そうくるか!みたいな。
まぁ、あらすじまんま
サイコサスペンス
でした(苦笑)
自分的に、あんまりこういう作品は好きじゃない方に入るんだけど
胸くそ悪いっちゃ悪いけど
その中にしては、アリかなとも思った。
純粋に面白かったですよ。
私てきに一番、意外だったのは颯一でしたね。
なんのこと?って思われるでしょうが、これ言うとネタバレになっちゃうので、ここまで。とにかく颯一が全部?意外でした。
主人公の日羽光に対しては
何気にこういう奴いるわ。と思いました。
ザイゼピアのシーンも、たぶんそうだろうなぁと思ってたし。。
ただねぇ、欲を言えば
松本清張の作品に『わるいやつら』っていう作品があるんですけど
ラスト、もうちょっとそこまで(わるいやつら)のエンディングまで、もっていってほしかったなぁと。。
ただ、サイコサスペンスで言えば
これが正解なんでしょうけどね。
最後に印象に残った文章をアップします
「でもね、世の中にはまっすぐに生きたくても生きられない人間がいるんですよ」
読み終わって改めて、見ると
何気にこの作品のキーワードだったりするかもですね。
今回、くわがきあゆさんの作品を続けて読ませていただきましたが、ページ数はそこまで多くないのに、読み応えがあって、両作品とも面白かったです。
普段、読書しないという方にもぜひ読んでほしいなぁと思います。