子どもと一緒におせち料理を準備してみた
あけましておめでとうございます。
昨年は、フィリピン子連れ旅行記からnoteを始め、文章を書くこと、それを人に読んでいただくことの楽しさを再発見しました。
今年も、ずぼらなワーキングマザーによる丁寧じゃない暮らしのリアルを綴りつつ、noteで記事を書いている方々、読んでくださる方々と楽しく交流できたら嬉しいです。
さて、新年の抱負っぽい話はこの辺りまでにして、本題へ。
我が家の年末年始事情
夫婦ともに実家が日帰り圏内で、「泊まりがけの帰省」というイベントの発生しない我が家は、いつも年末年始を自宅で過ごしています。
旅行も、混雑や年末年始や特別料金が嫌なので、基本的にはなし。
自家用車で行ける範囲で、なおかつ年末年始でも宿泊料金の変わらない会員制リゾートに泊まる年もあるのですが、今年はのんびりしたい気分だったので、それも見送りました。
年末年始に外泊の予定がない上、今年は年末年始休暇の前後に土日がつながって、9連休。
となると浮上するのが、年末年始の食事をどうするか問題。
夫と私、それぞれの実家に日帰りで1日ずつ行くのは決まっているものの、あとはきっとおうちごはんなので、今年もおせちを作ろう!!と決めました。
丁寧な暮らしは苦手ですが、お料理は作るのも食べるのも好き。
6歳の息子もお手伝いを楽しんでくれるので、市販品を取り入れつつ、できる範囲で作ることにしたのでした。
ちなみに、過去2回の出産後の年末年始は、出産と寝不足のダメージでそれどころじゃなかったので、おせちの福袋を購入しました。
大満足のボリュームで、自分ではなかなか作れないものが入っていて、これはこれで楽しかったのでいつかまた頼みたいな…
味付けや内容は大人向けなので、こちらを購入したら、思いきり子ども向けに振り切った手作りミニおせちを用意するのもありかもしれません。
おせちに入れたもの
先に完成写真を載せるとこんな感じです。
素人のクオリティでお恥ずかしい限りですが、お客様を招くわけではないので…
家族の好きな物、リクエストされた物を詰め込みました。
本当は二の重に、有頭エビを入れて華やかに仕上げたかったのです。
が、「殻を取るのが面倒」と敬遠され、昨年私しか食べなかったので、今年は不採用。
代わりに、夫と息子が好きな、茶色い肉料理を入れました。
「茶色は間違いなくおいしい」が我が家の家訓です(嘘)。
せめて和食にしようと煮豚を入れたところ、息子は「次は唐揚げとかハンバーグはどう?」とのこと。
お弁当と勘違いしてません…?
でも、来年は本当にそうしようかなと思っています。
家族用のおせちなので、もはやなんでもあり。
ではここで、詰めたものリストを。
◯が作った物、※が買ってきた物、( )内は主な材料です。
一の重
◯栗きんとん(さつまいも、栗の甘露煮、クチナシの実)
◯きんぴらごぼう(ごぼう、にんじん、ごま、唐辛子)
◯伊達巻き(卵、はんぺん)
◯田作り(本当はごまめだけど「食べる煮干し」で代用、ごま)
※かまぼこ(白とピンク1本ずつ)
※鮭の昆布巻き
※黒豆(金箔)
ニの重
◯煮豚(豚ロース塊肉)
◯生麩の含め煮(生麩) ←三の重に入らなかった
◯紅白の酢れんこん(れんこん、赤しそ液)
※紅白なます
三の重
◯煮しめ(里芋、れんこん、にんじん、しいたけ、こんにゃく、たけのこ、絹さや)
子どもに頼んだお手伝い
6歳の息子のお料理経験として、まぜる、盛りつけるなどは日頃からよく手伝ってくれています。
包丁は、何度かおっかなびっくり包丁を使ったことがある程度。
火の前に立つことも、まだ慣れてはいません。
おせち作りは品数が多く、私がつきっきりでサポートするのは難しかったので、火や包丁を使わない作業をお願いしました。
また、なるべく日持ちさせるためには「加熱しない物や加熱が済んだ物を、極力素手で触らない」というのが鉄則ですが、それも我が子にはまだ難しそう…
頭ではわかっていてもつい触ってしまうお年頃なので、今回は「加熱前の食材」を担当してもらいました。
手綱こんにゃく
煮しめに入れるこんにゃくを、くるりんぱしてもらいました。
短冊切りにして、中心に切り込みを入れるところまでは私がやり、それを息子へ。
こんにゃくがちぎれないよう、そーっと丁寧にやってくれました。
これは4歳の時からやっています。
3歳でもできるかな?
にんじんの型抜き
にんじんを、花の抜き型で抜いてもらいました。
手に触れる箇所まで金属がむき出しになっているタイプの抜き型だと、手を傷めないよう注意が必要ですが、こちらを入手してからは、子どもにも安心して頼めるようになりました。
抜いた後は、私が包丁を入れ、ねじり梅に。
抜いて残った部分は、その日の夕飯の豚汁に入れたところ「お花の形のにんじんが入ってる!」と喜んでくれました。
絹さやの筋取り
こちらも煮しめに添えるものです。
はじめにお手本を見せたら、私が他の作業をしている間にどんどんやってくれました。
「物によっては、筋が取りにくいのがあって、大人でもうまく取れないことがあるよ」と伝え、うまく取れた物と取れなかった物を分けておいてもらうと、仕上がりのチェックが楽です。
ちなみに、6歳の上の子がとった筋を、2歳の下の子がせっせと回収してゴミ箱に捨ててくれました。
「◯◯ちゃんもおてちゅだいしたの!」と得意げに報告してくれる姿がかわいくてたまらなかったので、ゴミ捨て係、頼んで良かったです(親バカ)。
伊達巻きの生地作り
我が家の伊達巻きの生地は、卵とはんぺんをブレンダーで混ぜ、そこへ調味料を入れて作ります。
焼いたり巻いたりは私の担当ですが、卵を割る、はんぺんをちぎる、調味料を大さじで測るなどの工程は、息子がやってくれました。
ブレンダーでの作業は、振動に負けて手を離してしまうと大惨事になるので、手を添えて一緒にやりました。
「何これ!手がブルブルするー!」と騒ぎつつも、楽しかったようです。
来年は巻くのもお願いしてみようかな。
ちなみに、うちのブレンダーは、離乳食作りでも活躍していたこちら。
材料をリーズナブルに調達するコツ
子どものお手伝いとは話が変わりますが、材料をリーズナブルに調達するコツについても、こちらへ書いておきます。
年末が近づくと、おせちに使う食材は、お値段が高めになったり、品薄になったりしがちです。
例えば、私がよく行くスーパーでは、いつも練り物コーナーにある1本100円台のかまぼこは姿を消し、おせちコーナーに移動して紅白セットで1,000円近くに…!
もしかしたら特別な原料や製法のめちゃくちゃ美味しいかまぼこなんでしょうか。
庶民舌の私には違いがわからないので、例年クリスマスが終わるか終わらないかのタイミングで、かまぼこは賞味期限を気にしつつ早めに購入するようにしています。
今回も12月25日にスーパーへ行ったら、1月5日が期限のかまぼこを100円台で購入できました!
黒豆も早めに、チルドのお惣菜コーナーで購入しておきます。
黒豆、金時豆、大豆と昆布など、いろいろな種類の豆が並んでいる、あのコーナーです。
おせちコーナーに並ぶ頃には、ブランド黒豆が使われてゴージャスなパッケージに包まれて、なかなか立派な価格になるはずですが、12月前半のうちにチルド惣菜コーナーで100円台で入手しました。
こちらは数週間日持ちするので、買ったことを忘れさえしなければ、もっと早めに買っても良いかもしれません。
本当は生の豆から煮て作りたいとは思っているのですが、いつか時間と気持ちに余裕があるときに…ね。
栗きんとんに使う栗の甘露煮も、年末には高くなりがちなので、こちらは秋頃から年末にかけてアンテナを張っておき、コスパの高いものを見つけた時に購入するようにしておきます。
時々、スーパーの見切り品コーナーなどに、瓶入りのものがポツンと置いてあることがあります。
賞味期限が年明けまであったら即買い。
栗きんとんの着色に使うクチナシの実は、年末には品切れになることがあります。
何店舗まわっても売り切れていたり、そもそも取り扱っていなかったり、という年もありました。
こちらは乾物で日持ちするので、見かけたら早めに買っておきます。
昆布巻きなども、お正月料理のイメージがありますが、実は年中売られている上、常温保存できるので、日常のお買い物と一緒に早めに用意しておきました。
と、長くなりましたが、一言で言うなら「安いタイミングで、日常のお買い物のついでにちょっとずつ買いそろえる」。
これに尽きます。
クオリティはもちろん市販のおせちにはかないませんが、ほどほどに手を抜きつつ、小さな子どもが食べやすい薄めの味つけで、好みに合わせた内容のものを用意することができました。
材料費はしっかり計算していないのですが、5,000円以内にはおさまっているはず…!
これからも子どもたちと一緒に、楽しく無理なく、おせち作りを続けていこうと思います。