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”予定通りの食事”が安心できる
「摂食障害」といっても、その症状は一人ひとり個性があります。いっぱい食べてしまったり、食べられなかったり、いっぱい食べて吐いてしまったり、食べ物のカロリーが気になったり、重さが気になったり。
摂食障害は、単に「痩せたい」「太るのが怖い」という気持ちが原因で起きるのではなくて、人それぞれ色々なバックグラウンドが”食事への抵抗”を生んでいます。
私が持っている摂食障害はどちらかというと偏食型で、「安全食」という自分が許せる食べ物を食べたい、という気持ちが強く出てしまう症状です。
それに加えて、食べる時間にも敏感で「お昼ごはんは12時を過ぎてから、14時以降だと夕食に響きやすいからその前に」という具合で、その時間以外だと食べようと思っていたものが食べられません。
毎回の食事も急に目の前に出されたものを食べるのは難しくて、事前に食べるとわかっていたものでないと焦って混乱してしまいます。
例えば急に会社の同僚に誘われたランチは行けないし、差し入れでもらったスイーツも食べられずにお持ち帰りすることもしばしば。
子供頃は給食の献立表なんか見なくても、カレーもフライも揚げパンも食べられたのに(笑)子持ちししゃものフライ、おいしかったなあ。
食べることが不自由だと、必要以上の食事の配慮で自分自身の心が疲れるし、家族や友達とのコミュニケーションにも影響します。相手に悪いなと思っていてもどうしても一緒に食べられないことで、自分の卑下や相手への申し訳なさも毎日募っていきます。
とはいえ10年以上摂食障害と共に生きてきた私は、少しずつ自分を分析できるようになったり、症状が出やすいとき、対処の仕方を考えたりすることが自分なりできるようになってきました。
ここでは、そんな私の日々の暮らしや、心の変化、家族や友達との関係について記録していきます。
摂食障害を抱えている方、その家族の方と一緒に、一歩一歩、半歩ずつでも後ろを振り返りながら足踏みでも良いから進んでいきたいと思います。