ブックレビュー 河合隼雄「こころの子育て」でふーっと気を抜く
こんにちは。今日も本のご紹介です。
子どもと喧嘩してしまった時、大人気なかったなと思った時、自分がそんな時に、一番に読み返すのが、この河合隼雄「こころの子育て」です。
Q&A形式という形ではあるのですが、そこには正解の無い子育ての多様な可能性が肯定されています。(値段やっすい!!)
「こうしたほうがいいよ」、「ああしたほうがいいよ」という本が多い中で、「まあ仕方ないんだな、親ってこうだよな」とか、「今日の私ダメだったけど、そんなのも自然な親子関係やな」みたいに肩の力が抜けるのが、とってもいつも助けられてます。
普通でいいなんて言われたら立つ瀬がない
好きな質問と回答の一つにこういうものがあります。
この章の中で好きなのが、子どもへの期待に関するこういった部分です。
子どもへの期待ばっかりみて、子どもの面白いそのままの姿を見られていない。うん、確かに。そのままでも随分面白いことを子どもはやっているよね。今日も、クワガタみつけて大興奮してたし、坂道でブレーキかけずに自転車でぶっ飛ばしてたしね(笑)
うん、本当そうですわ(笑)
普通でいいって、口には出さないし、思ってもいないけど、やっぱり普通以上の期待はかけちゃってますもん(笑)。でも、親ってみんなそうなんですね。
「普通が一番」って小さい頃言われるのが本当に嫌だったなあと思い出しました。親ってそういったところが、本当勝手(笑)。あっ、私ですね。
思い通りにならないのが、生きているということ
他にも、こんなQ&Aがあります。
そりゃそうだ。と思うわけですが、そこからちょっと深いところに話がいくのが、この本のいいところ。
自分も昔は、「神様なんて...迷信に頼るなあ親は...」なんて思っていましたが、大人になってみると、「祈ることは謙虚さを身に着けることでもある」と考えを改めるようになりました。
3回唱えてもらうと、少し気がやすまりそうです(笑)
世の中の、子育てしているたくさんのお父さん、お母さんに、ふーっと気を抜いてもらって、たまには親子で神頼みにいくのも良さそうです。
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