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夏越祓の日にもう一度水無月をつくったはなし。

「次は黒糖味を作ってみてよ」

 同期入社の友人に先日の水無月づくりについて話したら、そんなことを言われました。

 なんでもデパ地下に入ってるような有名和菓子店だとプレーンのほか抹茶味と黒糖味が売られているそうで。

 和菓子で「プレーン」って表現は自分でもどうかと思いますが、他の味との比較の場合はどう言えば良いのか……。

 どのみち6/30の夏越祓なごしのはらえにもういちど水無月を作るつもりだったし、せっかくなので黒糖味チャレンジです。

 京都では水無月は夏越祓に食べる厄払いのお菓子だそうです。


前回との違い

 今回もレシピは富澤商店の「基本の水無月」です。プレーンと抹茶しか掲載されていないので、上白糖をそのまんま黒糖に置き換えました。

粉類のボウルが1つで済むので洗い物を減らせる

 粉は最初に全部混ぜてしまうので、同じボウルにどんどん追加。

 まず黒糖を量り、ボウルを電子スケールに載せたままスケールをリセット。同じボウルに葛粉を追加して量ったらまたリセットして――という感じです。

まんべんなく水滴がつく

 流しかんを水で濡らす行程はカスタード葛まんじゅうを参考に霧吹きを使ってみました。また、先に流しかんを蒸し台に載せてから生地を入れました。

甘納豆をのせて生地を振りかけたところ

 ここまでの感想は「上白糖を使った生地よりサラサラしてるかな……?」というもの。同じ重量でも黒糖のほうが糖分が少ないのが関係しているのでしょうか?


蒸し上がった水無月

流しかんからはずした水無月

 蒸し時間は前回と合わせました。ある程度冷ましてから流しかんからはずしたのですが、生地の剥がしやすさが段違いに向上しました。霧吹き作戦は大成功です。

今回も損耗じたいは発生

 一方で生地の損耗は今回も発生してしまいました。かなり古いモノなのでどうしても歪みはあるのかなぁ。

前回の損耗状態

 ただ、前回と比べるとロスじたいは減っています。生地のサラサラ具合からみても大幅改善されたと言って良いでしょう。


完成

黒糖味の水無月

 今回は前回より小さめに切り分けました。前回より甘納豆が取れやすく(やっぱり生地の関係?)、見栄えが少々悪いのはご容赦ください。

 生地だけを食べると上白糖の水無月より甘さ控え目なのですが、黒糖独特のコクがあって甘納豆との相性もよく、個人的には前回を超える美味しさだと感じます。

 六月は過ぎましたので次に水無月を作るのは一年後ですが、今月も新たな製菓チャレンジ実施予定です。


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みねのもみぢば
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