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グランヴァカンス(著:飛浩隆)【読書紹介も1000年。書くことがなくなった「あっ」え?】
日本のSF名作らしいのだけど、私にはよくわからなかった。
響かなかった。
大体のあらすじ。
電脳空間にあるリゾート地では、
AIたちがいつもの気だるい午後を過ごしている。
実は1000年前。
人間たちがこの町にやってきてた頃は、
ここは「いけないこと」をやるための淫行リゾート地だったのだ。
人妻。少年少女。表の世界でやってはいけないことでも、
電脳リゾートでAIたちを相手にするなら問題ない。
しかしある時を境に、人間たちはやって来なくなった。
それから1000年。
AIたちはやって来ない人間たちを待ちながら、
今や本当にただのさびれたリゾート地の住人となり果てて生活していた。
しかしそこに来客が現れる。
人間ですらない。
蜘蛛の形をするそれは、AIたちを次々と襲撃しては、分解して連れ去ってしまう。
生き残った住人たちは、蜘蛛と戦うことを決意する。
ゾンビものみたいな展開だ。
****
結末としては、明るくない展開となる。
SFだから、まあアリなのかもしれない。
謎も明かされない。
あの蜘蛛はいったい何だったのか?
それは「ラギッドガール」とかの続編を読むしかない。
そして私は、それ読んでない。
うーん。
そこまで面白いとは思えなかった。
これが発表された当時はインパクトがあったのかもしれないけど。
今だったらそこまで圧倒的じゃない。
とにかくAIたちの戦いは続く。
モコモコジャンプだったら、
続きは月刊誌の方でやってもらうけど。
まあ連載終了とまではいかない感じ。
まあB級SFを極限までカッコヨクしたものと割り切って考えれば、
決して悪い作品ではない。
まあ、私が読んだ時期が遅すぎたのだと思う。
20年前に読んでいれば良かったのだ。
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