ソルジャーブルー(1970年)【ジョミー、今回の映画感想は・・・なんだ?誰もいないじゃないか?】
旧作名作。
ソルジャーブルーというと、
「テラへ」で初代ミュウ指導者だった人が連想されちゃいますが、
その人じゃなくて。
時は19世紀。
アメリカ合衆国軍の陸軍は、青い制服を着ていたのですね。
南北戦争の時の北軍ブルーです。
一方で南軍は、グレーとかピーナツ色を使ってました。
ブルー対グレー。
今回は北軍、つまりブルーの話です。
しかも相手は、南軍じゃなくてインディアンです。
インディアンとアメリカ合衆国の戦争の中で、
もっともインディアン側にとって悲惨な戦争のひとつである、
サンドクリークの虐殺を取り扱った映画ですね。
今回は、グロ戦争映画の枠です。
この映画が製作されたのは、1970年。
ベトナム戦争とかで、戦争反対のメッセージが嵐のように吹き荒れていた時代。そういう時代の映画なのです。
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この映画は、
当時のワンパターンな西部劇のスタイルに、
一石を投じた作品だったといわれています。
今では、西部劇というカテゴリが廃れてしまって久しいのですが。
それはアメリカを正義として描けなくなったから、
という、この作品あたりからはじまる流れが、原因としてあるのかもしれません。
ま、そんなことはさておき。
視聴してみましょう。
一応は戦争グロ映画のカテゴリに入るかと思うので、
耐性が無い人が視聴するのはオススメしません。
特にラストの虐殺シーンは、衝撃的です。
映画を観て、PTSDにかかりそうだと思ったら、
観ないのも選択肢だと、あらかじめ警告をします。
藤本ひとみ先生がなんか観てたな。
アンドリュージャクソンが嫌いになったとかなんとか。
グロ注意といいつつも、個人的には、
それほどでもないかな。
(本人比)
もっとヤバい映画はたくさんあるので。
でも規制とかまったくない時代だからな。
いちおうグロ注意タグをつけておきます。
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冒頭、北軍の部隊が、
現金輸送任務を実施してます。
そこへインディアンが襲来し、あっという間に北軍部隊が全滅します。
生き残ったのは、ひとりの兵士と、
馬車に一緒に乗っていた民間人女性。
ただ、この民間人女性は、白人女性でありながら、
それまでインディアン部族の中で生活していた人なので、
まあ、こういう修羅場での動きが分かっていて、
あっという間に逃げます。
生き残った兵士をひとり連れて。
それで、色んな過程を省いて語ると、
まあいい感じの関係になります。
時代ですね。
そういうコテコテの展開が、許容されていたというか、
むしろそれ以外は許さん的な時代です。
しかしなんとか基地までたどり着いてみると、
北軍部隊全滅の報復として、
大部隊が懲罰的遠征に出る直前でした。
あれやこれやで、それを止めることができず、
ついには遠征隊の全面攻撃が始まってしまいます。
インディアン側は和平提案を試みるのですが、
もはや北軍側には耳を傾ける気持ちはありません。
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さて。
全般的なあらすじはこんな感じにしといて。
このサンドクリークの虐殺。
1864年なんですね。
つまりまだ南軍とバリバリ戦争しているときに、
もう片方の手で、インディアンを虐殺したり戦争したり、していたのです。
それだけ北部には余力があるのかもしれませんが、
なんだろな。
やっぱり戦争の時代だから、攻撃にためらいがない、ということだろうか。
インディアン戦争の方は、
南北戦争が終わった後も、まだまだ激戦が続きます。
カスター将軍とかアパッチ族とか出てくるのは、まだこれからですし。
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あとこの時代の軍隊が戦争している映画というのは、
稀にしか観る機会がないので、そういう意味では資料的な収穫が大きかったです。
まあ収穫があっても、何に使うわけでもないのですが。
騎兵隊同士の戦いって、映像で観る機会は、
日本では、ほぼないですからね。
特に18世紀から19世紀のド派手軍服を着ている銃騎兵の時代は。
(ゲーム実況動画とかなら出てくるんですがCGですし)
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また映画自体が70年代の昔の映画なので、
当時の価値観が仄見えて、そういうとこが味わいがあるというか、
なんなんだろうなというか、まあ旧作名作です。
そういうことにしておきましょう。
時代的にエロスも許容されていた時代なので、
改めて、視聴には注意してください。
私としては、やはり名作と言われるだけのことはある。
と思いました。これは不朽の名作のひとつだと思いましたね。
今回も古い映画ということで動画は無しです。
権利関係を気にしなければ予告とか観れるでしょうし、
いずれかの有料放送でも視聴できると思います。
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ソルジャーブルー先輩が気になった人はこちらもどうぞ。
タイトル映画とは無関係です。たぶん。
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