女の子が死ぬ話【帰ってくるを通り越して家に居座り始めたマンガ感想】(著:柳本光春:2017年)
今はもうネット版しか読めないのかな?
私は紙の本で買った人です。
いわゆる薄幸の美少女もの。
お涙頂戴路線です。
2人の女の子と1人の男の子。
結論だけ書けば、片方の女の子が死んで、残りが結ばれます。
即物的に評すればそれだけの話。
ただ時系列を前後させて、全体の印象を組み替えてます。
そういう手法です。
そうして創り出したものは、永遠でした。
最後に。
ネット版には入ってないかもしれないけど、
紙の本だとカバーを取った時に、ちょびっと付録的に描いてあるのあるでしょ?
あれを最後に読むと、完璧だった。
もしかしたら、このつらい話はすべてフィクションで、
実はあらゆる時間があの時点で止まっているのかなー、って。
すべては宙づりのまま。
この余韻はすごかったですね。
この作者さんも複雑なトリプルアクセルを噛ませるマンガ家さんですね。
話が何回も転回する。
裏山椎の身です。
こういう話を創れたらなー。
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