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深く静かに潜航せよ(1958年アメリカ映画)【映画感想だと。急速潜航だ!「どうして逃げるんですか!?」ネタバレを食らうわけにはいかんからだ!】

真夏のオリオン」という映画を紹介しようと思っていました。
とにかくローレライみたいに破綻したスケールのものではなく、2時間映画にふさわしいコンパクトなあらすじのやつ。

第二次大戦末期、日本の潜水艦が上げた最後の大戦果。
それが伊58によって旗艦級の重巡インディアナポリスが撃沈された事件。
往路には原爆を運んでいた艦を帰路に撃沈した話。
その後、艦長のマクヴェイ大佐が失態により軍事裁判にかけられたが、日本の潜水艦艦長が出廷して「あの状況ではどのような回避をおこなっても撃沈することができた」と証言。
有名なエピソードでこれ自体、映画化されたことが2回くらいあります。

それを小説にしたのがこちら。未読です。

そしてそれをもとに映画化したのがこちら。

旗艦級の話は出てこず、相手は対潜駆逐艦となります。
それぞれエース艦長が指揮する駆逐艦と潜水艦の一騎打ち、
エース激突的な話になります。
が、内容をあんまり覚えていません。

駆逐艦と潜水艦。お互いにエース艦長。迫力の読みあい、騙し合い。
そして・・・
当時は満足できたんだけど、あんまり覚えてない。

そこで急遽、潜水艦映画でなんか他に気に入ったのないか?
と考えて思い出したのがタイトルの作品。
深く静かに潜航せよ」となります。60年前の作品です。

真夏のオリオンと似たような展開ですが、
潜水艦がアメリカ側。駆逐艦が日本側と立場が逆になります。
そして豊後水道という九州と四国の間が舞台です。

米潜水艦の艦長である主人公(クラーク・ゲーブル)は、ちょっとやる気がありすぎる迷惑艦長。
豊後水道で次から次へと米潜水艦を撃沈している日本側のエース駆逐艦アキヅキを倒そうと心に固めます。
理由はかつて自分の艦を沈められたから。

豊後水道に入った米艦は、ほぼすべてアキヅキに撃沈されてしまうので、
相手のことはよくわかりません。
(まあでも主人公は生き残っているので経験があります)

まあ、そんな感じで固い決意を抱いてしまう艦長と、
そういう追及肌の艦長といまいち反りが合わない副長(バート・ランカスター)

そして仲が悪いながらも、どうにか日本の駆逐艦モモを倒し、やっていけそうな気がしてきたところで、いよいよアキヅキが出てきます。

しかしアキヅキはただの駆逐艦ではありません。
この艦には秘密があります。
まあ、単純な作戦なんですが、
いつもこの手を使って米潜水艦を倒してきた。
これまで誰もその秘密を見破るものはいなかったのですが・・・

・・・・

まあクライマックスのネタバレはやめておきましょう。
この時代は日米ともに実戦体験のある人が社会人として生き残っていらっしゃいますから、なにより描写に嘘がありません。
軍隊用語とかは完璧みたいですね。
古い白黒映画ですが、悪くないストーリーで印象に残っていました。
脚本がちゃんと出来てるんですよね。
日本側の俳優は、実際に日本人スタッフを使っていましたよ。

・・・とおもったら、アキヅキではなくアキカゼだったようです。
だいぶ自分の記憶が怪しいな。

そろそろ潜水艦ものはいったん切り上げます。

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