シリウスの痕(きずあと)(著:高田慎一郎)【かつてマンガ感想で頂点に君臨した私は落ちぶれて、今やnoteの片隅でわずか100兆ジンバブエドルで依頼を引き受ける格闘ライターになっていた】
今回はマイナーなマンガを紹介します。
というよりゼロ年代は、今の人にはかなり昔。
そんなんをさらっと紹介して良いのでしょうか?
反応はあまりなさそうだ。スキも伸びない。
じゃあ紹介していきましょう。
どこか違う世界。
戦火の時代。
姉と弟がいました。
家族は空襲で死に、弟は重傷を負います。
弟の治療費の代わりに、姉は自分の髪と体を・・・
といってもエロい意味ではなく、
サイボーグになって格闘技専用機体として生まれ変わりました。
サイボーグ格闘技は、大衆はロボットバトルくらいに思ってます。
サイボーグ版のコロシアムですね。
姉は意識を失くしたまま、戦う機械として頂点を極め、
シリウスの称号を得ます。
(これはおねーさんを買った軍事企業の技術アピールの面があるんですね)
しかし技術者になった弟の救出劇によって、
まさにタイトルマッチの真っ最中に意識を取り戻してしまう姉。
そして逃げる姉弟。
追撃する軍と軍事企業。
メカニックは弟が担当し、バトルは最強機体である姉が担当します。
おねーさんが主人公ですね。
という感じで話が続いていきます。
途中不人気で打ち切り路線になったみたいですが、
とりあえず収集をつけて終わらせています。
私はこれが好きでしてね。
あてもなく逃避行を続けながら戦わなければならない。
でもあきらめるわけにもいかない。
互いにたったひとり残った家族なのだから。
切ない雰囲気が炸裂していて、とても気持ちいいです。
夕暮れ感がある。
さらに戦闘機のパイロットみたいなのが出てきますね。
(なぜかF86セイバーに乗っている)
なんか行きがかりから助けてくれるんですけど。
おねーさんとイイ感じです。
そんな感じの物語ですが、まあ前述の経緯もあって、コンパクトに収まっており、長い話ではありません。
知名度の低い作品だと思いますが、私は気に入っていた話です。
二次大戦前後のミリオタ的な話が多いですが、サイボーグ技術とかもあります。まあマンガなので深く考えずに行きましょう。
今回は私のワガママで好きな作品を純粋に紹介した暴挙でした。
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