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聯合艦隊司令長官 山本五十六 太平洋戦争70年目の真実(2011年)【なぜ映画紹介を本編で紹介しない!「実は、アプリが無いんだっ」(割と実話)】

言わずとしれた日本の連合艦隊司令長官。
山本五十六を扱った映画。

どちらかというと、
戦前のまだ反戦派だったころの五十六をメインに描写している。
そう思っていた。
開戦決定したところで終わる映画なんだろうな。

いや、それでも充分に面白い映画だと思うよ。


しかし!

真珠湾、ミッドウェイ、ソロモン、と一通り、
山本五十六の死まで扱っている戦争映画であった。

しかもミッドウェイの山口多聞を阿部寛がやってる・・・

「遅い。赤木に打電。ただちに第2次攻撃の要アリと認む」

阿部寛がかっこいい時のイメージで言われても、
なんかトリックを思い出しちゃう(思い出すのが古い)
阿部寛だからなー。

あとけっこう、反戦描写っぽい演出というか、
いかに戦略指導がいい加減だったかという脚色が随所にみられる。
それが、イイ。

いやあ、盛り上げ方をわかっていらっしゃる。


軍人「しかしもし、状況次第によってはこの戦争を終わらせる可能性も見えてくる」

外交官「か、可能性・・・」


提督「今こそ決戦の時、なぜ艦隊全力で出撃しない。まだ長門もある。この大和もある。今使わずしていつ使う!」

参謀「実は・・・油がないんだ」

提督(席に崩れ落ちる)

いやあ、過剰演出。いいじゃないっすか。
こういうノリだったとは思わなかったな。

いや、実際にはこんなシーンはないんだろうけど。
ただ日本の戦争戦略がかなり最初から無理があった。
ということを印象づける場面だ。

まあしかし、山本五十六は常に、
できることの中で最善を尽くしていく。
というテイストで描かれていた。


もしかしたら、例のエメリッヒ「ミッドウェイ」よりも結果的に良かったかもしれない。

ミッドウェイは兵士たちにフォーカスを当てた作品なんだよね。
司令官の悩みとか、あまり描いてない。

「山本五十六」の方が、キャラ立ちしてたなー。

なお、実際の山本五十六の評価について、
ここで述べるつもりはないので。
いいんです。だって映画だもん。


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