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インド三国志(著:陳舜臣)【読書紹介はそれでいいんど「それでいいんかぁ!」】
インド三国志。
ちゃんと紹介したことはまだなかったかも。
やったことなかったっけ?
ないようだ。あったらごめそ。
ちなみに三国は、
ムガール帝国。
マラーター王国。
大英帝国。
です。
そして未完(泣)
序盤で終わってる~!
中国の三国志だったら、黄巾の乱で終わってしまった感じだ。
ひどすぎる!
なんで続き書いてくれないんですかあ(泣)
もはやちっとも三国志じゃないやん。
でもでも、知らない国の歴史を小説で読めるのは、
希少な機会だし。
インドは遠すぎた。
***
そもそもインドは歴史を書き残さない。
歴史オタクの中国とイスラムとは対照的に、
宗教の話ばかりで、王朝とか戦国とかの記録がないのだ。
しかしイスラム教徒がインドに侵入して、
デリースルタン王朝を建国してからは、
イスラム流の歴史記録が行われるようになった。
ムガール帝国はこの流れだ。
(厳密にいえばムガルはモンゴル勢力なんだけど)
ただ、これはムガル黄昏れの時代。
6代皇帝アウラングゼーブ帝が、
イスラム原理主義を適用して、ヒンドゥー勢力を敵に回してしまい、
なおかつ大戦争を引き起こして乱世の幕開きをしてしまった。
ここで立ち上がったのが、ゲリラ戦の帝王、シヴァージーである。
シヴァージーは、日本で言うと楠木正成みたいな武将。
大軍を相手に、少数精鋭で翻弄してしまうタイプの名将。
あの手この手で、アウラングゼーブ帝でやり合うのけど。
本作はここで終わりですっっ!
嘘でしょ!
まだ冒頭なのに。
シヴァージーの後を息子が継ぎ、孫が継ぎ、
さらに宰相家に権力を奪われ(鎌倉幕府みたいな流れ)
そしてマラーターが空前の勢力となりつつtも、
まさかの大敗をして(第3次パーニーパットの戦い)
イギリスにすべて横取りされるという流れが、
全カットなのだ。
もうしばらくしたら、インドが世界の工場になるかもしれないから。
その時は「インドを知れ」みたいなブームが日本に起こるはず。
誰かぁ、続きを~。
なんという竜頭蛇尾。スケールがでかすぎる。
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