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コーヒー現像【撮影編】

前回まではコーヒー現像の道具とポイントについて説明をしましたが、
道具が揃ったら撮影に行きましょう!
ここでも現像結果を良くするためのいくつかのコツがあります。
あ、ここで言う「良くする」というのは「自分の好きな感じに近づけていく」ということです。
ついつい正解を求めたくなりますが、表現に正解はないですからね。
コントラストバキバキでもねむねむでも、その人がそれが好きならそれがいいんだと思います。
ちなみに僕の場合の「好きな感じ」は「え、これコーヒーで現像したの?」と驚いてもらえる感じ。その瞬間が満足度の頂点です(笑)

【フィルムで仕上がりは違う】
FUJIFILM・KODAK・ILFORD・KENTMERE・SEAGULL・Astrum…
色んなメーカーの色んなフィルムを使ってきました。
どれを現像してもコーヒー現像はちょっと眠ため。
ただ一つだけ頭抜けてるなと思ったのは「AGFA APX 100」。
コントラストがしっかり出るので、安心して使っています。

【増感で撮る】
ISO100のフィルムは200の設定で、400のフィルムは800の設定で撮る。
それだけでコントラストが増して作品性がグッと上がります。
100を400にしたら?400を1600にしたら?まだやったことはありませんが、
そういう藪をかき分けるようなワクワク感を体験できるのも
コーヒー現像の良いところだと思っています。

【カラーフィルターを付ける】
これはコーヒー現像に限らないことですが、
モノクロ撮影ではカラーフィルター装着は定番ですね。
汎用性が高いのはイエロー。
ちょっと強めのコントラストにオレンジ。
がっつりコントラストを高めたいときはレッド。
肌色や植物の色をきれいに出したいときはグリーン。
カラーフィルターを付けると仕上がりはグッと変わりますよ。

【被写体を選ぶ】
これもコーヒー現像に限らないことですが、
色がない分「意味性」がグッと立ち上がるように感じます。
それを支えるのが光と影。
光の当たり方・回り方、影の立ち方・濃さ、被写体の位置・背景との重なり…
カラーで撮っている時とは違う視点になりますね。僕の場合は。
失敗もあります。
青空に映えるオレンジの花。アスファルトに落ちた赤い葉っぱ。
全部同じ色です(笑)
真夏の海、真っ青な空と白い雲。ガチガチで目が痛くなります(笑)
今はパソコンでちょっと補正すれば良くなりますが、光・影・色を意識して選んでいくと補正かける前提としてもより良いものができると思います。

さぁ、36枚撮り終わりましたか?
それではいよいよ現像に進みましょう!

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