シュヴァリエ 〜Le Chevalier D'Eon〜(原作:冲方丁:2007年)【アニメ紹介の名において、私はお前に報復する】
今回は冲方丁先生原作の日本アニメ「シュバリエ」を紹介してみます。
フランス革命前夜。
フランス騎士、デオン・ド・ボーモンは、
ルイ15世よりの密命を受け、
ヨーロッパで暗躍する秘密結社の謎を探ります。
それと同時に、デオンは双子の姉を何者かに殺されており、
その真実を突き止めるという目標もあるのだ。
必殺技は、
姉の霊を自分の肉体に召喚させて、
姉の必殺剣を使いこなせるようになること。
(確かそんな感じ)
これがかの有名な二人一役ぞ。
・・・すごい必殺技だよね。
***
さて、デオン・ド・ボーモンについて説明しなくてはなりません。
(もしくはリア・ド・ボーモン)
本作では男性として描かれているデオンですが、
(姉は降霊して憑依させるだけ)
史実のデオンは、
生涯の前半を男性として、後半を女性として生きた人物らしいです。
性別を変更した歴史上の人物だったんですね。
女性が男装して男を装っていたのか。
(ベルばらのオスカルと同じ)
心が女性の男性が真実の自分に目覚めて女性になったのか。
そこらへんはわかりません。
とにかく、こういうユニークな人物を実際の歴史から発掘してきて、
作品にするというのすごいです。
作家としての業・・・じゃなかった才能を感じますね。
そういう発想が浮かばんのじゃ。
****
ヨーロッパとかでも人気だったみたいで、
たぶん、もう忘れ去られていると思うけど、
当時のそこそこ人気があった日本アニメ作品みたいです。
ただ作品内世界の歴史はぐちゃぐちゃです。
ルイ15世の時代からフランス革命まで、
さらっと駆け足で描きすぎて、実際の歴史とシンクロしていません。
同じ時代ではないエピソードを、強引に混ぜています。
どこまでもフィクションなのでご留意ください。
逆に考えると、史実によるネタバレはないということです。
実際の歴史通りに作中世界が進むとは限りませんので。
史実準拠と言いつつやりたい放題。
そういう系です。
↑ これとか。
***
そして肝心のテーマリングなんですけど。
なんとなくテーマがあったようで、なかったような、
雰囲気だけは抜群にあるけど、
何を言いたいのか、私には深く読み取れませんでした。
そこがいい!
一見すると深い哲学的意味があるようで、実は何もないという、
エンタメの基本形をアニメという形の詩にしている。
諸君、これがアートだ!
(あくまでも私のカンソウです)
というトンチンカンな感想を私は読み取ったのですが、
こいつ何言ってんだ? んなわけねーだろ?
と思われた方は、実際に視聴なさってみてください。
いや、まあ、そんなわけないか。
でもよくわかんなかったんだよな。
まあ、スキっちゃ好きです。
よくわからんけど感動はできた!
この辺なのかなあ、とは思ってるんですが。
奥田美和子さんの born 好きすぎて頭痛がするんだよ。
比喩でなく。ちょっと頭の中でこれが止まらなくて頭が痛くなる。
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