ロシア・ノート アンナ・ポリトコフスカヤを追って(著:イゴルト)【マンガ紹介はまだ闇の中にいる】
いかなる相手とも交渉のチャンネルは閉ざさず。
それはいいんですけど、
基礎的な事実を、単なる悪口やでっち上げと捉えたりする。
そういう人が非常に多くなってきたので。
今回はオソロシア基礎ファクトニュース。
それもバンドデシネ版(欧州風マンガ)
を紹介しましょう。
入門編です。
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本作はスターリン時代のエピソードと、
ロシアで暗殺された女性ジャーナリスト。
アンナ・ポリトコフスカヤ氏を、
メインキャラクターとして追いかけていく話です。
アンナ氏は、チェチェン戦争におけるロシア軍の人権侵害を、
主に追及し告発していたジャーナリストです。
彼女はチェチェン戦争での、
ここでは書けそうにない恐ろしい実態を告発しました。
チェチェンの少女を一週間レイプし続けるとかね。
その結果、ある日、強盗に襲われて殺されました。
不正を告発するジャーナリストたちは、みな殺されていきます。
スターリン時代のことではなく、
現代ロシアでもそうです。
さらにプーチンの不正を告発した同僚のリトビネンコ中佐も、
ロンドンで殺害されました。
この本では書かれていませんが、
ウクライナ戦争が始まってから、
ロシアの企業経営者が、
高層ビルから飛び降り自殺する事件が相次いでいます。
ふしぎなことに、みんな飛び降り自殺するのです。
反体制活動家のナワリヌイ氏も獄中で謎の死を遂げました。
彼はどちらかというと極右の反体制活動家と言われていました。
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こうしたことを、不思議なことに知らない人が多いのです。
いや知らないというよりは、知りたくないのでしょう。
そうして「対話」で解決、
「外交」で解決、とか言っているのです。
皆さまにおかれては、騙されずに事実を認識しておいてほしいのです。
そのうえで、ロシアの歴史が好きというのは、
まったく問題ないと思われます。
まあ日本やドイツも負け組でしたからね。
外国が好きな人は、闇の部分も含めて好きな人が多いわけですから。
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ただ惜しむらくは、この本は高い。
フルカラー前提なので(たいして色もついてないのに)
お値段が強気設定です。
その代わりといってはなんですが、きれいではあります。
姉妹編でウクライナノート、というも出ていましたが、
(ホロドモールの話)
高いので片方だけにしました。
この辺に興味を持たれた方は、
などがより詳細です。
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