読書日記・自分なりの解釈で今日も本を読む
11月12日(日)
相変わらず『三国志』を読んでいる。諸葛孔明がようやく登場したあたり。「学問を役立てることを知らず、学問のために学問をする無能な人たち」から逃げた孔明は、二十歳で山にこもったらしい。この「学問のために学問をする無能な人」って、まさに私だ!!と気づいてみると、色んなことが腑に落ちた。たとえ何かを学んでも、それを役立てる方法なんて考えたこともない。学んでさえいれば、学ぼうとする意志があれば、それだけでOKだと思ってた。そんなわけないんだよね、そうだよね。
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11月13日(月)
スキルアップが正義!のような空気が、私はどうも苦手。世間では学ばない人よりも、スキルを磨いて成長する人のほうが正解のように思われているけれど、その正解ってのは誰にとっての正解なんだろうな? という疑問が浮かぶ。私はヘリクツ大王なので、何にでもケチをつけたがるだけなのかもしれないけれど、そんなに成長しないとダメなのかな? もっと気楽に、鼻水でもたらして生きていても、それが当人の幸せだったらそれでよくないですか???という気持ちもわいちゃう。
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11月14日(火)
『ノーサンガー・アビー』を読み終わる。主人公のキャサリンが仲良くなる、イザベラという女性がいる。出会った当初からフレンドリーなイザベラに対し、そういえばこういう人いるなぁ・・と学生の頃を思い出す。一見するとフレンドリーなんだけど、実はこういう人って自分のことと恋愛のことしか考えていない。そしてこういう人ほどグループの中心にいるんだよねぇと、過去を懐かしく思い返したりした。
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11月15日(水)
大崎博子さんの『90歳、ひとり暮らしの知恵袋』を読む。タイトルにもあるとおり、知恵袋としての要素が強い。大崎さんの生活スタイルに特化していた前作『89歳、ひとり暮らし。』とは趣が違う印象。個人的には前作のほうが好き。ただ、こうして年齢を重ねても笑顔で過ごせているんだよ~と教えてもらえることは、何にしても勇気づけられるので、本が出版されるのはありがたいなぁと思う。
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11月16日(木)
ウー・ウェンさんの『10品を繰り返し作りましょう』を読む。このタイトルを見て、本の内容を「レシピに悩んだりしなくても大丈夫!毎日この10品を繰り返し作っていればOK!」だと勝手に判断してたんだけど、そもそもこの本のコンセプトは「10品をきちんと作れるようになれば、100品だって作れます」だった!!全然違った!!!
紹介されているレシピは難しくはないのでありがたい。ただ、本文中に紹介されている作り方が、巻末にまとめられてレシピだけわかりやすく見やすい感じになっているんだけど、たぶん、巻末のレシピで作ると出来ばえが違うと思われる。
本文中では「キャベツの芯がやわらかくなるまで」と書いてあるんだけど、巻末には「キャベツはサッとゆでる」としか書いてない。私は料理オンチなのでよくわからないけれど、こういうことで味に違いが出たりすることもあるのでは???と思った。 いやまったく変わりませんよ~とかだったらすみません。