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2021年12月10日「母としての孤独」

今日もまた歯医者の日であり、朝からソワソワソワソワ。前回が痛かったので今回も痛いのではないかという不安、でもそうはいっても虫歯になってから行くよりも全然痛みは少ないんだという気持ちもあって、徐々に歯医者に慣れつつある気はしている。そして今日は今までで一番痛かった。

そんな今日の読書は『読書する女たち』

私はこの本を何度も読もうと試みているのだけど、どうしても「chapter1」を読むのが精いっぱいで先に進まないのだった。

理由は、著者が出産して母親になったはいいけれど、「母」になることへの不安が大きいこと、育児に対する過酷なまでの孤独さを思い知ることになるからだと思う。

乳児期の子供を持つことに対する不安や恐怖は、言葉でどう表現したらいいのか分からないことが多くて、でも『読書する女たち』にはそういった恐怖も不安も文字になっていて、その文章を読むことで私はまた育児期の辛かったころを追体験しているような錯覚にもおちいってしまい、本のページが思うようにめくれずにいた。

そこまで感情移入して読まなくたっていいのだけど、「母」として「女」として「妻」として課せられているものの大きさを、どうしたって『読書する女たち』は問いかけてくるので、戸惑う気持ちも抱えながらでしか本を読むことが出来ない。

それなら読まなければ良いのに、と思いつつも、著者がどのように成長していくのか、そして、結局のところよく分からない「フェミニズム」が何なのかが気になるために、本を読まずに終わるという選択肢が選ばれずにいる。

そして今日は初めて「chapter2」まで進むことが出来た。少しずつ、先へと進めたい。時間をかけてでも読み終えることが出来たら良い、そう思う読書だってあっても良いな、と思った。

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