読書日記・思っているんだろうな、きっと
8月19日(月)
『プレジデント』を読む。今回の特集は「どんどん本が読めるようになる」というので購入してみた。
本を速く読みたい、本を読んで忘れないようになりたい、と以前は思っていたけれど、最近はそういった願望も以前よりはなくなり、本は好きなように読めたらそれでいいじゃないか、という気持ちが強くなっている。
なのに、こういう特集を買ってしまう矛盾。好きなように本を読みたいけれど、それでいいのだろうか。たくさんの本を読んで、読んだ本から得た知識を増やしていくためにも、内容を忘れない頭が欲しい!!そのためにはどうしたらいいんだ!!!!と思っているんだろうな、きっと。
『成瀬は天下を取りにいく』の宮島未奈さんが、雑誌の中で「わからない本はわからないままでもいい、わかる本、好きな本を読んでいけたらそれでいい」みたいなことを仰っていて、あぁ、この人好き・・となる。
人生は長いようでいて短い。読める本にも限りがあるんだとしたら、残りの人生で好きな本を好きなように読むことくらい、良しとしたいなと心から思った。
宮島さんに共感しまくったので、『成瀬は天下を取りにいく』を絶対に読むぞ!!
8月20日(火)
panpanyaさんの『おむすびの転がる町』を読む。最初に収録されている「ツチノコ発見せり」が好き。最初と最後では、印象がずいぶんと変わるツチノコがよくて、ぬいぐるみとかになってくれたら絶対に買うだろうな、という気持ち。
不思議な短編集ばかりなので、内容については説明できそうもないから割愛するけれど、クセになる人は確実にいるはず。私は本の内容をすべて理解したとは言えないけれど、panpanyaさんの他の作品が気になっている。読んでみたいなぁ。
8月21日(水)
村井理子さんの『義父母の介護』を読む。脳梗塞で倒れた義父と、認知症の義母。二人ともまだ自分で動くことができるので、トイレやお風呂の介助などはないようだけど、一人で出かけたら帰れなくなってしまう義母や、動けるし頭もしっかりしているけれどネガティブ発言が酷い義父が強烈で、介護というのは身体的な介助だけではなく、精神的なケアも必要になり、でも一番ケアが必要なのは介護する側ではないだろうか、なんてことを考えていた。
いま現在も介護は続いているようなので、村井さんが無理されないようにと祈るばかり。
8月22日(木)
夏休みなので、朝から晩まで、子どもたちの話を聞いているのだけど、子どもたちの欲望というのは本当に限りがないなぁと思う。
「ゲームしたい」
「YouTube見たい」
「新しいゲームが欲しい」
「お腹いっぱいだから、ご飯はいらない」
「おやつは別腹だから欲しい」
これらが毎日エンドレスでくり返される。限りないもの、それが欲望(by井上陽水)
しかしこういう欲望は、大人も同じようにしっかりとあるのだ。声に出すか出さないかの違いでしかない。夫は
「朝からビールが飲みたい」
「仕事に行かずにゴロゴロしたい」
「あつ森がしたい」
などがあるらしい。私はというと、
「何も気にせずに、食べたいだけ食べたいものを食べたい!!!」
と心から思っている。しかしそんなことをしたら、限りないおデブになってしまう。食べたいものだけ食べるなんて我慢しなければ!!!と、いつだって自分に言い聞かせているのだ。
それなのに!!なぜか!!!体重が増えている!!!!
このままだと、いま持っている洋服たちは全部入らなくなる。こわい。毎日ブクブクと太っていく自分がこわい。食べたい欲望を我慢しているのに、脂肪がつきまくっている自分がこわい。これが中年なのか。それとも我慢してるつもりで食べ過ぎているのか。さてどっち(きっと両方)。