小説 本好きゆめの冒険譚 第二十四頁
目が覚めたら、ソファの上だった。
私は気を失っていた?
いや、正確にはゼウスさんと入替ってたんだっけ?
3人共、やけに嬉しそうにしている。
そんなにゼウスさんと話す事が凄いことなのかな?
私は、左手の甲を見て集中してみた…が、何も起きなかった…。
気がつけば夕方。
「僕はそろそろ帰ります。ではまた明日。」と、おじさんは帰って行った。
「じゃあ、夕飯を作りましょうかね?何が食べたい?」
「今日は、お寿司を食べないか?」
「いいわね!お寿司屋さんに、電話するわ!」
今夜の夕飯は「出前の”特上”お寿司」でした。
いつもの様に、笑いながら食べて
いつもの様に、パパとのお風呂。
いつもの様に、テレビを見て
・・・誰も、何も言わないし、何も聞かない。
そして、ベッドの上。
机の上には、白紙のコピー用紙の束と
古い御伽噺の本。
今夜の読み聞かせはナシ。
なんか、今日は寝てる時間が多くない?とも思ったが、大人しく、寝ることにした。
今日は夢を見ることはなかった…。
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・・・しっかりしてますけど、私は小1です。
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