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目が覚めた。 「ゆめ〜、朝ごはん出来てるわよ〜。」 いつものママの声がする。 「はぁ…
6月になり、天気も雨が降ったり止んだり…。 「おはよう」皆で朝ごはん。 今日は「中…
結局、雨はやまなかったので「ずぶ濡れ」になって家に帰るとママが慌ててタオルを持ってくる…
季節は夏。もうすぐ夏休み。 今日の朝ごはんは、題して「ホテルの朝食」。 テーブルに…
夏休みも本番。 青く高い空には入道雲…輝く緑に蝉の鳴き声… 私達は虫取りに行ったり…
夏休みが終わり、始業式。 クラスメイトは皆、更に真っ黒に焼けている。 私もそれなり…
懐かしい声が聞こえる・・。その声の持ち主、ゼウス。全知全能の神だ。 「久しいの、ゆめ?」 優しく微笑みながら、私の頬に手を伸す・・・と 「私のゆめに触るなー!このエロジジイ!」 現れたのは、最高位の女神ヘーラーさんだ! 伸ばしたゼウスの手を払うと言うより叩き落とすと、私を抱き寄せた。 「あなたなんかに触られたら、無垢なゆめが汚れるでしょーが!」 「わ、儂は、ゆめを保護しようとしただけじゃ!」 「うっさい、ハゲ!」 「ハゲとらんわ!」 久しぶりに、
「それでじゃ、ゆめ?」 「はい?」 「詫びも含めて、ゆめにもうひとつ力を授けよう。」 …
「何か、納得しておらんようじゃな?」 「ゼウスさん、その力って、誰でも出来ることなんじゃ…
「何も無い空間。」で、ゼウスの声だけが響く。 「ここまでは、大丈夫じゃな?」 「はい、大…
夜…ゆめの部屋。 古びた「御伽噺」の本が、光りだした。 その光は部屋全体を明るく照…
秋と言えば・・・ ・スポーツの秋 ・芸術の秋 ・食欲の秋 そ・し・て、「読書の秋」! …
お腹が焼き芋ではち切れんばかりになっているが、 ここは、「何も無い空間」。 本も一…
10月半ば。 暦の中では、秋の真っ只中のはずなのだが、まだまだ、夏の残り香があるようで、外の気温は高い。 緑の中を、車はゆっくりと走る。 車内では、笑い声が絶えない。 エアコンの効いた車内から外を見ると、少しだけ黄色味がかった銀杏の葉が、秋が近いと言っているようだ。 「それで、ゆめ?ゼウス様とは、どんな話をしたりするの?」 「あっ、お父さん?」 「え?お父さん?どういう事?」 「あっ、本当の親は、パパとママだよ。でも、ゼウスさんが、お父さんと呼んで欲し