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本好きゆめの冒険譚

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高齢の2人に念願の赤ん坊の誕生。溺愛される娘は少し特殊な能力を持っていて・・・古い絵本の桃太郎から始まる神々との冒険が・・あるの?ちょっと変な冒険ファンタジー。
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#女性

小説 本好きゆめの冒険譚 第一頁

 白いセダン車は山と海を挟んだジブリ映画に出てきそうな曲がりくねった道を、何でもないかの…

小説 本好きゆめの冒険譚 第二頁

「ぱぱしゃん。」  2歳になった私。話す事はできるのだが、まだ辿々しい。 「私は誰かな〜?…

小説 本好きゆめの冒険譚 第三頁

 私は4才になった。  幼稚園に入園である。  入園式の時、「パパ」はビデオカメラで撮影…

小説 本好きゆめの冒険譚 第三十八頁

「どうかしたのかの?」 「先に食べちゃってください。」  ゼウスは両手に焼き芋を持ってい…

小説 本好きゆめの冒険譚 第三十九頁

 左手から眩い光を出し、ゆめとゼウスを包み込む…  その光はやがて、大きな光の玉になって…

小説 本好きゆめの冒険譚 第四十頁

「参った…」太陽がぼやく。  北風の野郎…身体が冷えて風邪を引いたから、今日は休みますっ…

小説 本好きゆめの冒険譚 第四十一頁

 私は、世界最高位の女神ヘーラー。  そう、誰もが「美の結晶」と崇める者。  あっ、よく見る異世界物語に出てくる女神は、私じゃなくて「私の眷属の女神」ね。  それにしてもね、2. 500年位前は良かったな〜と思うのよ。  だって、あの頃はこの星の住民の信仰心が厚かったもの。  それが、最近になって、科学が進んだから、「もう、神様はいりませ〜ん。」はぁ?可笑しいでしょ?  その「科学」を見つける為の「智慧」は、誰が与えたって思ってるのよ!  とにかく、人間は傲慢だ!

小説 本好きゆめの冒険譚 第四十二頁

 本が輝き出した…。  その光は、柔らかく、そして眩い…。  光が集まり始め、2人の人の…

小説 本好きゆめの冒険譚 第四十三頁

「ふむ、そろそろかの?」  ゼウスの一言。  あれから半年が経過した…。  と、言っても…

小説 本好きゆめの冒険譚 第四十四頁

「はい!わかってます!」 「力の応用で、攻撃をするんじゃ!」 「はい!」  ゆめがペンを…

小説 本好きゆめの冒険譚 第四十六頁

 暗い部屋の中から小さな光が出てきた…  その光は大きくなり、やがて部屋全体が光に照らさ…