まだ熱狂的なファンになれない、けど。
1 つのものに対して熱狂的になれる人が、わたしはとても羨ましい。
好きなものに真っ直ぐに愛情を注ぎ、情報通な人。
ファン、ガチ勢、ヲタクと呼ばれる人たち…
もちろんわたしも、「好きだなぁ」と思えるものはある。
例えば、マライア・キャリーやジェニファー・ハドソンは好きでよく聴くし、虹色侍のずまさんはジャスティン・ビーバーに見つかって欲しくて note を書いた。
昔から好きな画家である笹倉鉄平さんのグッズは、ちょこちょこ購入しているし、原画を見るため神戸に足を運んだこともある。
友人の影響で沼に片足を突っ込んでいる BTS も、ナムジュン推しになった(BTS について note も書いたこともある)
これらが存在しているからこそ、わたしの人生は豊かになっている。
だけど、それぞれ毎回欠かさず情報を調べる(情報通)、ファンクラブに入っている、必ずライブに行く、あるいはグッズが販売されるたびに購入するなど、そこまでしているか、圧倒的熱量で向き合ってるかと問われたら、違う。
だからなのか、「推し」が居て(あるいは推しているものがあって)、それに圧倒的熱量で真っ直ぐに向き合い、生きる糧としている人が、見ていて本当に羨ましいし、尊敬するし、すごいと思う。
わたしは音楽やアート、お笑いや本など好きなものが多すぎて、1 つのものに愛情を注げていない。
「多趣味」といえば聞こえはいいけど、広く浅く、なタイプ。
実生活の人間関係の築き方と同じ。
BTS でいえば、古参と呼ばれるような人たちから「にわかファン」とか、「そんなの ARMY(アーミー)じゃないっ」って言われそうなぐらいの知識しかない(優しい ARMY たちは絶対にそんなことを言わないと思うけど)
なぜこんなことを書いているかというと、最近、いろいろな場面で熱狂的なファンの人たちを見たから。
〈好きなものがあるってだけでいいじゃない〉
〈すべてを知る必要はないよ!〉
〈『好き』という感情に勝ち負けや、上下関係なんてない〉
いままでは、こんな風に思うようにしていた。
だけどここ最近は、なんでわたしは 1 つのものに熱狂したり、情熱を注いだりできないんだろう...なぜ心のどこかで冷静なんだろう...果たして本当に好きなんだろうか…あぁ、古参って言いたい...なにかのヲタクになりてぇ…と思ってしまっていた。
ネガティブになって落ち込む、とまではいかないけど、羨ましいなぁと思い、熱中できない理由はなんだろうとあれこれ考えた。
まぁいつもの無いものねだりが、わたしの中で発動しただけなんだけど。
性格的なものもあり、現時点でなにか 1 つに絞って情熱は注げない。きっと冷静と情熱のあいだ、ぐらいでしか、それぞれを推せないと思う。
だからまずは「多趣味でいろんなものを好きになれる能力を持ってるよ!浅いけどね!」と謎の自信を持つと決めた。
なにかの熱狂的ファンになるには程遠いけど、ひっそりと「好き」でいることを楽しみたいと思う。
わたしと同じように「好きだけど、熱狂的にはなれていない」って人、居たらいいなぁ。情熱を持って推しを応援しているタイプの人は、わたしみたいな人もいるよ、めっちゃ羨ましいし尊敬してるよって知ってほしい。
「恋は盲目」状態になって、推しまっしぐらになる日がきたら、1 万文字ぐらいの note を書こうと思う。
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