#おすすめ名作映画
【映画】一晩中 Toute une nuit/シャンタル・アケルマン
タイトル:一晩中 Toute une nuit 1982年
監督:シャンタル・アケルマン
1976年の「家からの手紙」の描き方も凄かったけれど、こちらはさらにメタな表現が炸裂している。細切れに男女(中には同性も)の出会いと別れのシーンが次々と映し出される。というかほぼそれだけを撮影したものを数珠繋ぎで合わせている。一軒家やアパルトマン、バーやカフェといった場所の軒先で出会い、ある時はリビングやベ
【映画】ゴールデン・エイティーズ Golden Eighties/シャンタル・アケルマン
タイトル:ゴールデン・エイティーズ Golden Eighties 1986年
監督:シャンタル・アケルマン
冒頭からアケルマンらしい固定されたカメラアングルの中で、ハイヒールを履いた女性たちの脚だけが画面に映り、右から、左から忙しなく行き交う。狂騒じみて騒がしい雰囲気が常に溢れていて、落ち着く暇もない。アケルマンは「ジャンヌ・ディエルマン」の焼き直しを求められていたらしいが、当然そんなことをす
【映画】家からの手紙 News from home/シャンタル・アケルマン
タイトル:家からの手紙 News from home 1976年
監督:シャンタル・アケルマン
観終わった直後に沸き起こった感情が孤独だった。孤独と言っても人によってはネガティブなイメージしかないかもしれない。でもひとりで街をぷらっと歩いている時の感覚と同じ様に、そこにいる人とコミットするわけでもなく、ただ日がな一日目的があってもなくてもほっつき歩く、そんは感覚に近い。どこかの店に入って店員やそ
【映画】セリーヌとジュリーは船でゆく Céline et Julie vont en bateau: Phantom Ladies Over Paris/ジャック・リヴェット
タイトル:セリーヌとジュリーは船でゆく Céline et Julie vont en bateau: Phantom Ladies Over Paris 1974年
監督:ジャック・リヴェット
なんとも不思議な不条理コメディかつファンタジーでミステリー。掴みどころがあるような、ないようなそんな映画だった。不思議の国のアリスのウサギさながら、サングラスやスカーフを落として走り去っていくセリーヌを