通話録音が出来ない iPhone/簡単で確実な録音方法
iPhoneで通話の録音は出来ない。これはアメリカのほとんどの州で通話の録音が法律で禁じられているためである(事前に相手の同意があればOK)。
最近、ある金融機関から封書が届いた。
個人情報の漏洩である。
顧客管理番号・口座番号・住所・氏名が、漏れているとのこと。
ちなみに封書にはこのレター1枚だけ。
かなり昔の話だが、ヤフーBBの個人情報流出事故では、ソフトバンクは590万人に500円の金券(郵便振替)を送付し、受け取った記憶がある。
今回「注意しろ」と言われても、個人では限界がある。
口座を解約して他の金融機関にするのもいろいろと面倒(今回は上の記事に記載されている他にも多くの金融機関から情報が漏れている)。
金融機関の知り合いに対応を相談したところ「たぶん大丈夫だと思うが、個人に紐付いている口座番号が変なものに利用されないよう、管理番号と口座番号は変えておいた方が良い。問い合わせの際、録音も忘れずに」とのアドバイス。
レターに記載された本件の連絡先は「お客様相談窓口」で、口座のある支店ではない。相談窓口と支店とのやり取りが発生し、対応の齟齬もあるかもなので、通話を録音することにした(先方も録音しているはず)。
(1) 用意するもの
・通話用 iPhone、録音用 iPhone(今回はiPhone7 plus)
・両方とも同じアカウントで立ち上げておく
・「ボイスメモ」をiCloud保存設定(iCloudを利用していれば設定されている)
・iPhoneのスタンド。上の写真に写っているのはこれとこれ。
(2)通話
・電話が繋がったらスピーカーフォン(写真右iPhone)にして録音スタート(写真左iPhone)。こちらの希望を伝えると折り返しの電話となった。
・しばらくすると電話が掛かってきて再び録音スタート。「お客様相談窓口」が支店に連絡を取り対応可能となり、あとは支店対応。希望通りの措置が取られた。
(3)録音通話をチェック
上の写真を見ていただくと分かるが、通話用iPhoneスピーカーの位置が録音するiPhoneのマイクから近い。
再生してみると、自分の声と相手の声をほぼ同じ大きさの音で聞くことが出来る。
iPhone7 plusで録音したボイスメモはiCloudに保存されてるので、その内容はMacBookやiPadのボイスメモで、聞くことができる。
通話をするiPhoneの横にICレコーダーを置くことも考えたが、録音のあとケーブルでMacBookに繋いでデータを転送しなければならない。
(たぶん、やらないと思う)
保存したデータを複数のデバイスで利用する時、クラウド保存が便利だなと思った事案だった。
「iCloudが絶対か?」と問われると "Yes" とは言えないかも知れないが、発表した小説はKindle(Amazon)に、楽曲はApple Musicほかストリーミングサイトにバックアップが取られていると思えば、心配はいらない気がする。
少し話が違うが『電話で詐欺』の記事を思い出した。
やはり「口座番号と名前」がセットで漏洩するのはまずい。
追記
「通話録音できるようになったのでは?」とのコメントがあったので確認してみました。
MOH