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元体育教師うつ病患者のプロフィール
この記事は自分の紹介記事とする。
大まかな経歴
1988年生まれ(昭和の最後)
大卒で大手食品企業に就職するも、教師になることを諦めきれず半年で退職。
田舎の学校の講師として半年間、東京都の高校の非常勤講師として勤務。
その後私立中高一貫校の保健体育教員となる。
2022年4月に適応障害を発症。
休職して療養したものの、復職できずに2023年10月に退職。
運よく転職に成功し、ITベンチャーで働くことになるが半年ほどで症状が再発し、2024年9月で退職。
現在無職。家事、妻の仕事の送迎、動画の編集(仕事ではない)など自分にできることを小さく小さくやっている。
適応障害発症までにやってきたこと
小学校5年生からスラムダンクの影響でバスケットボールを始め、のめり込んだ。
中学では全国大会出場。高校で全国出場は叶わなかったが良き仲間達と出会った。小中高全てでキャプテンを経験した。
大学でもバスケットボールをしたい思いで、浪人までして国立の体育科に入学。4年間体育会のバスケットボール部で没頭する。
社会人になっても、結局バスケットボールしかしてこなかった自分は「バスケを教えたい」と強く思うようになり、教員へ。このころはまだBリーグが発足しておらず、プロコーチという道が頭に浮かばなかった。
教員として、高校生をメインにバスケットボールを指導。
毎日バスケットボールのことを考えて勉強勉強。
たくさんの先生方に指導を乞い、お世話になった。
もちろん、教員として学校内の仕事も多岐にわたって経験。
中高6学年の担任、学年主任、教科主任、プロジェクト主任、教務、生徒会、生徒指導部、などなど、学校運営における管理職以外のほぼ全ての分野(広く浅くではあるかも)経験した。
部活動ではチーム運営、担任では学級運営(特に不登校生徒の対応)、校務分掌では先生方のやりくり(クセのある先生をどう丸め込むか)など、おそらく教員の中でもハード目に経験したのではないだろうか。
適応障害発症後
2022年4月に適応障害を発症し休職、以後1年半ほど時間を費やし転職を決意。
2023年11月からITベンチャー企業(SaaS)で社会復帰を果たす。
職務はカスタマーサクセス。
その中でも、ユーザーへの説明会とインタビューをメインに担当する、ちょっと特殊な採用だった。
要するに、『人との生のコミュニケーション』を中心に担う職務。
会社は、私の教員での経験、直接会話した感触から、そういった役割で採用を決めてくれた。
まさか、教員からの転職でそんな役割をくれるなんて思ってもいなかった。
しかし、2024年4月ごろ、うつ症状再発の予兆があり、6月に欠勤。その後復帰を試みるも、回復せずに2024年9月で退職する。
私のうつ症状について
一番初めに適応障害を診断されたときは
・強い脱力感、倦怠感
・めまい
・息切れ、動悸
・手の痺れ
・悪夢、金縛り
こういった症状で、とにかく地面から起き上がれないような状態だった。
外を出歩きたくても出歩けない。
少し経つと外には出られるが、人混みを避け、変装し、びくびくしながら歩いていた。
時間をかけて良くなってきていると思うが、体力低下は当然感じるし、
フルタイムで働く気力が今はない。
というか、働ける自信がない。
現在も服薬を継続中で、基本的に午前中は寝ていることが多く、午後になって家事を少し行い、気が向いた時にPCに向かって何か作業(動画編集や記事制作、もちろんネットサーフィン)している状況である。
わたしと登山について
休職中3〜4ヶ月経った頃、実家のすぐそばの山に連れられて登山を久しぶりに経験すると、それ以降登山にハマる。現在進行形である。
私にとって登山はうつ症状の治療の一環である。
基本的に倦怠感や脱力感を感じている毎日を過ごしているが、
週末に妻と約束して登山に行くことに対しては、高揚感がある。
山に行くと、とにかく何も考えずに歩き続けることになる。
いわゆる「ぐるぐる思考」がうつ病患者の特徴の一つでもあるかと思うが、
登山中は無心で足を動かしているため、「ぐるぐる思考」がなくなる。
それが私にとって山が特別な場所である主な理由である。
もちろん、壮大な景色を見られること、頂上に到達する達成感もあるが、
うつ病患者のわたしにとって登山は、
「思考することをやめられる行為」
なのである。
今後のわたしについて
現在はニート(よく言えばフリーランス?)である。
ただ誰しもそのままではいけない、という想いを持って、うつ病と闘っていると思う。私もその一人。
私の希望としては、山に関わる仕事を見つけていくことが現時点の目標である。
今現在の私が存在しているのは、第一に妻の献身的な支援と、第二に登山との出会いである。
どういった関わり方で、お金を稼げるようになるかは検討中であるが、
山の道具を作るのか、山に関する発信をするのか、はたまた山に住む?のか。
いま一番大事にしていることは
「自分を大事にして、自分のペースで生きる」こと。
現在暗中模索、日々ぐるぐると考えているところである。
もしこの記事を最後まで読んでいただけた方は、ぜひ見守りながら応援いただけると幸いです。
深謝。