[詩]だいじょばない
負の感情がプラークみたいにこびりついて
ワンルームに溢れる
換気扇はいつから回ることをサボり始めた
錆びれた剃刀
頭の中がゴミ箱になって
恋だとか萌える人とか
久しく現れない
なんだか急に涙が溢れだした
だいじょばない大丈夫
滑るだけのすべり台夢見るだけの夢芝居
誰かにヨシヨシって撫でられたい
知らない部屋に閉じこもってた
マンネリ化したルーチーンワークに今
終止符を打ちたい
やりたくもない仕事をして擦り切れるなら
放り出してしまいたい
インスタに載せた生活
ネガやフィルターを重ね
演じていた生活
空っぽのハートが虚しさを加速する
大丈夫だいじょばない
擦り傷重ね化膿する衝突してくアモール群
誰かにいい子いい子と抱きしめて
知らない場所で崩れ落ちた
爪を噛むのをやめられない
深爪が疼く
自分の人生が贋作だったと
錯覚したい
だいじょばないだいじょばない
だいじょばないだいじょばない
滑るだけのすべり台夢見るだけの夢芝居
誰かにヨシヨシって撫でられたい
夜道を自転車で漕ぐように駆け出した
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