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[詩]傘

線状降水帯戦場降参したい
誰かと争うなんてメンタルが無理
桜咲いていた季節に戻りたい
木綿豆腐いつまで経ってもスピる

流れていく時間は
濁流のように過ぎてゆく
ワガママな言葉を
ピンク色に染めて欲しい

あなたのことが大切だから
僕は傘を届けにあなたの元へ行くよ
気が狂いそうな熱帯夜に
誰も褒めてなんてくれないけどさ
あなたに傘を指すことができたら
僕の心は半分濡れてしまうだろうと
傘の中から降る雨がいる
承認欲求にカビが生えていく


雨受けは溢れている
夢夢誰かに汚され
人並みの幸せ夢見たけど
悲しみだけが見えている
平凡な恋を願って
平穏な日々にヒビが響いたんだ

沙汰なく過ごせれば
愛悪なんて起こらない
鎮痛剤があるのなら
この紫陽花は腐らない
災害規模の憂いは
大概さ曖昧で幼いくてうざったい

あなたのことが大切だから
僕は傘を届けにあなたの元へ行くよ
気が狂いそうな熱帯夜に
誰も褒めてなんてくれないけどさ
あなたに傘を指すことができたら
僕の心は半分濡れてしまうだろうと
傘の中から降る雨がいる
承認欲求にカビが生えていく

雨が降って虹が出ればいいのに
湿った匂いに殺されて
今日もあなたを愛すことができない
低気圧に当てられて知らず知らずにサブリミナル

あなたのことが大切だから
僕は傘を届けにあなたの元へ行くよ
気が狂いそうな熱帯夜に
誰も褒めてなんてくれないけどさ
あなたに傘を指すことができたら
僕の心は半分濡れてしまうだろうと
傘の中から降る雨がいる
承認欲求にカビが生えていく

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