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スコーン?ビスケット?どっちでもいい作り方 〜わが家のおやつの雑記帳〜

「スコーン食べて元気出そう!」

落ち込んだ時、私はスコーンを焼く。

⚪︎⚫︎⚪︎⚫︎⚪︎

こんがり焼き立てのスコーンをぱっくり開いたオオカミの口にそってそぉーっと上と下に分ければ、湯気とともにふわーっと香ってくるバターと小麦、思わず顔を近づけて、まずはこの幸せな香りを存分に楽しみたい!
そしてひと口頬張れば、外はサクッと中はしっとり、ほろっとくずれるこの食感…ここでミルクティーをひと口、うーん、最高!!

食べるのも作るのも私の一番好きなお菓子。
20代の頃から作り続けて、え?もうかれこれ30年!?


いろんなレシピがある中で私がよく作るのは卵を入れないタイプ。粉に少しの砂糖と塩、ベーキングパウダーとバター、ヨーグルトと牛乳を混ぜて焼きます。
スコーンというよりビスケットかな。

スコーンとビスケット、私が思うその違いは

こんなところでしょうか。

卵や生クリームを入れたちょっと甘めのスコーンもたまに食べたくなって作るので、ビスケットかスコーンか、区別すべきかどうかって…

どっちもスコーンでいいやん

というのが正直なところ(笑)

卵無しスコーンのレシピもたくさんあるし、なにせここは日本、アレンジ大国。バウムクーヘンはバームクーヘンになってるし、ティラミスもマリトッツォも日本にくれば様々に展開していってます。

そんな訳で私の「スコーン」
一応自分なりのレシピがありますが、これまたアレンジ無限大、いまだに毎回違うスコーンを焼き上げています。アレンジって言ってもチョコ味とか苺味ではなく材料の違いやちょっとした量の違いで出来上がる、似て非なるプレーンスコーンたち。たまに「これだ!」と思うのが出来てもまた同じのを作るのは至難の業、だから飽きないのかな。

ではでは私のスコーンレシピ
思いつくままだらだらと書いてます。
分量は最後です。

まずは粉から。
強力粉、薄力粉、中力粉、全粒粉…家にある粉の中から適当に混ぜて使います。中でもすいとん用の地粉(中力粉)を使うのがお気に入り。全粒粉の風味、食感も好きです。最近はラーメンにも入ってるんですね。全粒粉は入れすぎるとゴツゴツとふくらみが悪くなりますが、少しゆるめの生地をスプーンで落として焼くドロップスコーンにするとおいしい!

塩はひとつまみ、より少ないかな、砂糖も控えめに。
最近はやさしい甘さでさらさらのてん菜糖をよく使っていますが、きび砂糖のしっとりこっくり溶けきらない甘さもまたおいしい。

バターはよつ葉の有塩バターを常備していて、スコーンにも他のお菓子にも使っています。ただレモンカードとかシュトーレン、バタークリーム(めったに作らないけど)なんかは塩味が気になるので無塩バターを用意します。
バターたっぷり、ってとても魅力的だけど、多けりゃいいってもんでもないと歳を重ねるにつれ体が教えてくれるようになりました。
太白ごま油とかなたね油とか植物油でもおいしいけど、バターのスコーンとは別物。重曹を使うソーダブレッドにしてスープと朝ごはんに食べるのが好きです。

スコーンにはベーキングパウダーだけを使っていますがベーキングパウダーって、どうなんだろう?アルミニウムフリーのものを使っているけど、体に悪いのかな?という疑問は常に消えません。
ならば、と酵母スコーンも作ってみましたが、やっぱりちょっと違う、別物。おいしいけどね!

さてさて、粉と砂糖と塩とベーキングパウダーをボウルに入れてぐるぐると混ぜたら、その半分くらいをフードプロセッサーに入れます。なぜ半分かと言うと、わが家のフードプロセッサーは小さいので全部入らないから、ただそれだけです。そしてその上にバター(フードプロセッサーのフタにのせて量ると洗い物がひとつ減りますよ)をのせてスイッチオン。さらさらになるまで回します。この作業は手でもできるし、フードプロセッサーを使って洗うのは面倒なんだけど、フードプロセッサーの方が何倍も早くきれいにやってくれるので使います。さらさらになったら、粉を半分残したボウルに戻してぐるぐるよく混ぜて、牛乳とヨーグルトを合わせて混ぜるのですが、その水分量が難しい。
ちなみにヨーグルトは入れた方が生地がふわっとするので、卵無しのレシピの場合はぜひぜひおすすめです。


レシピの量を半分にして、フードプロセッサーに粉を全量入れたら牛乳とヨーグルトもフードプロセッサーでまわして生地を完成できます。でもこの作業は手の感触を大事にしたいところ。よくパン職人さんがその日の気温や湿度を見て配合を変えると聞くけど、毎回同じものを作るってほんとすごい。私はそんな技術も勘もなければ、毎回粉も違うし、バターの量もきっちりでなく、牛乳とヨーグルトの割合もまちまちで何一つ定まっていないので、たいてい生地はかたかったり、ゆるかったりするけど…。それでも何回も作ってると今日のはちょうどいいな、というのはわかるから、その感触だけでも覚えておきたいなと思うのです。(少々かたかったり、ゆるかったりしてもそれなりにおいしく焼けます)

生地の混ぜ方は、強力粉多めの時は少しだけ捏ね、
薄力粉が多い時は捏ねずに切り混ぜる感じ。粉と水分が混ざってきたら、ボウルの底に生地を軽く押しつけて半分に切って重ねる、重ねたらまた軽く押しつけて半分にして重ねる、これを4、5回繰り返したら完成。

完成した生地をラップの上に広げて生地の上にもラップをのせて手でのばし、粉をつけた型で抜きます。ラップを使えば生地に打ち粉はいりません。麺棒を使わないのは洗って乾かすのが面倒なのもあるけど、表面に多少の凹凸がある方が焼き上がりに表情があるようで好きなのです。

型抜きすると生地が残り、それをまとめてのばしたのが二番生地、さらに三番生地となります。私の場合、二番生地がオオカミの口ができやすい、ということは生地をまとめる時にあと何回か切って重ねた方がいいのかもしれません。でもいつもそれを忘れてて、一番生地でめいいっぱい型抜きしてしまいます。いっそのこと型抜きせずに切り分けただけにすれば生地が均一でムダがないとも思うのですが、丸型で抜いたあの形がやっぱり私の好きなスコーンなんだなぁ。

型抜きした生地の表面には牛乳を指で塗り、いざオーブンへ!この牛乳は牛乳とヨーグルトを合わせた計量カップの底に残っていたものをムダなく使います。
わが家のオーブン(Panasonic  ビストロ)では220℃で予熱、そのまま220℃で15〜18分くらいを目安に焼きます。

だんだんいい匂いがしてきて
さぁ、焼き上がり!
さてさて今日はどんなスコーンが焼けたかな?

で、⚪︎⚫︎⚪︎⚫︎⚪︎ に戻ります。

毎回違うスコーンが焼き上がる。
みんな違ってみんなおいしい!
笑顔になれればそれでいい!
それがわが家のおやつです!

▶︎▶︎▶︎私のスコーン基本レシピ◀︎◀︎◀︎

粉         250g
砂糖                            15g
塩         ひとつまみ弱
ベーキングパウダー 10g
バター       50g
牛乳とヨーグルトを
合わせて      150cc

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