あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
「今日は何を書こう。」
毎日書いている手書きの雑日記帳はだいたいこの一文からはじまる。
今回は、普段私しか見ない雑日記のように書いてみる。
noteに書くなんて、あとで黒歴史化するかもしれないけれど
素直に文章がスラスラ書ける魔法の言葉。
ー
散歩の時、いつもの土手が菜の花で
一面黄色くなっていて
春の香りでいっぱいだったこと。
古本屋で見つけた詩集がとても好みで、
気づけばニヤニヤしてしまっていたこと。
サブスクで頼んでいる
ランダムで送られてくるコーヒーが
自分好みな味だったこと。
どれも、他愛もない出来事かもしれない。
人に話すまでもない、ことかもしれない。
でも、大切にしたい瞬間。
ー
「小さなことで幸せに感じられていいですね」
以前、具体的に何を書いたか忘れてしまったのだけど
SNSで嬉しくなった出来事を
つぶやいた時、初めてお見かけする方から
そんなコメントをいただいたことがある。
そもそも嬉しくなった瞬間や
幸せを感じる瞬間が
小さなこと、と思っていなかったから
すごく記憶に残っている。
小さな出来事に幸せを感じる体質で
本当に良かったと思う。
…もしかしたらその方は皮肉な可能性もあるけれど。
ー
自分だけが気づいた幸せの瞬間が
たくさん増えていったらいい。
きっと私が大好きな"小さな"幸せは日常に溢れているはずだから。
見逃さないように、心に余裕を持って、
毎日を送りたい。
そして欲を言えば、
くだらないと言われてしまいそうで人に話せない
私の大切な瞬間を聞いてくれる友人がいてくれたら…。
春は出会いの季節。そんなことを考えてしまう。
まだ見ぬ君へ。
いつか君の話も聞かせてくださいね。