実態のない 言葉
私の中で検討されていない問題がたくさんあることに気づいた
良い加減なことは言いたくないのだけど
沈黙を貫けば他人と関われない
時間をかけて真面目に検討していると
「考えすぎだ」「神経質だ」という事になる
適当に「それなりの答えを持っている風」に振る舞って生きていかないと
この世界では生きられそうにないので
検討中の問題達は私に蔑ろにされ続けてきた
問題を解くための時間を
暮らしを営むために充てていた時間から捻出していいのだと今まで気づかなかった
頭を悩ませる為に私の人生を使っても良いなんて今まで思えなかった
言語ゲームを
深く楽しむ事を許したんだ
時間をかけて良い
私は私を味わい尽くしてこの世界に立っていて良い
自己嫌悪の向こう側はこういう事だった
私は問題に向き合って良い
権利のために戦って良い
「完璧な話者でないと自分が抱く感情を口に出して言いわけがない」
くらいに思っていた
全ては検討中で不確かなうちは言葉にしてはいけないと思っていた
どうせなら全く語らず沈黙を貫きもっと早い段階で自分は社会不適合者だと認められれば
自分に嘘をつきながら生きる事だけは免れただろうに
拗らせてしまったなと思う
私は私のまま進んで良かったんだよ
このまま進めばいいんだよ
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