バレエと芸術の世界を楽しむ Vol.3「解説で見る《ボリショイ劇場バックステージツアー》」
福井県立美術館ヨコの美術喫茶室ニホさんにて、バレエ座学第三弾、
「解説で見る《ボリショイ劇場バックステージツアー》」を
2月18日(日)に開催します。
私は10年間、モスクワでボリショイ劇場のバックステージツアーを日本人向けに開催してきました。
1時間半のツアーでは、案内する場所や歴史や建築物としてのお話は毎回同じではありますが、劇場内の様子は1度として同じだったことがありません。
舞台上で裏方さんたちが大声の合図で舞台装置の転換作業中だったり
プリマ・バレリーナが衣装をつけて練習していたり
ピリピリしたマエストロのオーケストラ・リハーサル中だったり
ゆるっとした普段着のオペラ歌手が、舞台上フルセットで練習していたり…
とにかく、劇場は沢山の舞台芸術を支える人たちが蠢いている場所です。
ただ劇場ってちょっと敷居が高く感じるし
バレエやオペラに親しむ機会がない方が沢山いらっしゃいます。
「チケット高価だし、いきなり2時間以上の舞台を観るのは気が引ける…」
そんな方たちが歴史や建築物の小話、またアスリートな肉体のダンサーを間近で見ちゃったりすると
「せっかくだし、何か観てみようかな」と
心理的ハードルをヒョイと越える、そんな機会作りをしていました。
何度かツアーにご参加くださった方からも、毎回違うから楽しいと言ってもらえたことがあります。
まずはプライベートで参加してくださったあと、日本から来た友人を連れて、また企業の方は、会社のお偉いさんのアテンドの1つとしてなどなど
皆さん色んな用途でこのツアーをご利用くださいました。
ダンサーや歌手は劇場の顔で責任重大ではありますが、
その舞台を支える裏方さんたちの尽力あってこそ、舞台は生きます。
劇場は1つの巨大な組織であり、すべての人やモノが連携し1つの舞台が作られている場所です。しかも毎日毎日…
そして時代の遷り変わり、火災や革命の中もずっとそこにあり続け、劇場そのものは歴史を包括する博物館のような存在でもあります。
2026年、ボリショイ劇場は250周年を迎えます。
その記念展をモスクワの中心地で開催する予定でおり、美術部の方達はあちこち奔走中で、準備に追われています。
その美術館の人たちの仕事ぶりも、ご紹介したいと思います。
モスクワで皆さんに直接劇場をご案内出来る日はもう少し先になりそうですが、今回は写真を使って劇場内部の解説をします。
2月は春を控えた季節ですが、まだ寒い日々だと思います。
旅行に出かけた気分で、違う世界を覗いてみませんか??
気楽にご参加ください。ニホさんでお待ちしております!
講演詳細はこちらです↓
内 容:
室内エンターテイメントに欠かせない劇場の存在。建築物として文化を象徴するものでもあります。劇場は伝統を守りながらも、一方で常に進化する舞台芸術を育て、総合芸術に関わる職人たちによって支えられています。それゆえに「劇場の中に全てがある」とさえ言われています。そんな劇場と舞台の歴史を写真とともに解説します。
講 師:山本萌生 Yamamoto Moeha
日 時:2024年2月18日(日)18:00~19:00
参加費:2,500円(コーヒー付き)
定 員:20名(先着順・要予約)
会 場:美術館喫茶室ニホ
〒910-0017 福井市文京3-16-1 福井県立美術館ヨコ
主 催:CRESCENT(クレッセント)
※お子様(小学校高学年以上)同伴の場合には、
お子様は飲み物代のみです。
定員に達し次第申し込みを締め切らせていただきます。
講師プロフィール:
山本萌生 Yamamoto Moeha
ボリショイ劇場芸術展《The Art of the Bolshoi theater》Exhibition in Japanプロデュース/プランナー(社)日本ダンスサイエンスアカデミー理事
成和中学校卒業後単身モスクワへ。ボリショイ・バレエ学校、熊川哲也主宰Kバレエカンパニー(現K-ballet Tokyo)を経て同志社大学文学部美術芸術学科入学。2012年モスクワにて有限会社Mavitaを設立。ボリショイ劇場バックステージツアーの案内を10年勤め、現在は帰国しボリショイ劇場美術館協力のもとモスクワと日本で活動中。座学にも力を入れている。現在の活動の詳細は以下を参照。
ホームページ http://mavita12.com
instagram moeha_mavita
申し込み方法:
こちらにある下記BOOKボタンからお申し込みください。
もしくは美術喫茶室ニホさんでも、
私の方でも受付可能です。
instagram moeha_mavita
mail mavita.moeha.yamamoto@gmail.com