私の気持ち、私が認める。
いつもよりもテレビの音が大きい、引き金なんてその程度。それがきっかけで、それまで何とか保っていた心が一気に崩れ、気付けば私は、泣いていた。駄目だった。完全に鬱だ、と思った。
昨夜の夕食時。
私は、一緒に食べている親の前で、泣いた。
母親がものすごく心配した面持ちになって「今日はそういう感じなの?静かにした方がいい?」と聞くから、たまらなく申し訳なくなくて、首を振って「普段通りで大丈夫、」と返すのが精いっぱいだった。
父親に至っては昨日一日、強く当たってしまったことを、LINEを介してだけど謝った。
昨日、父親が冗談半分で口にしたことだと頭では分かっていたのに、マジになって言い返してみたり、強い口調になってしまったりしたこと、に対して。それを今になって悔いても、過ぎてしまったものは取り戻せないので、修復する。深夜に送ったので、父親は既に就寝している。
明日、気づくかな。
親は、私が精神科に通っていることを、知っている。というよりも、医療費を親に出してもらっている身分なので…。本当に、有難いと言うか、申し訳ないと言うのか。親の、私を理解しようと努めてくれているところに、私は感謝している、と思う。
私は甘えている。
だけど、これまでが甘えられずにいただけだったのかもしれない、とも思ってしまって。今になってようやく、親にとっての「子ども」として、健全に、甘えられるようになった。
そんなふうに解釈する私は、それこそ「甘えている」んだろうか。そう思われてもきっと、仕方がないと思う。
今の状態に安住していることも、事実だから。
私は、こんなに恵まれているのに。
それなのに時々、鬱、と言う真っ黒な気持ちに、塗りつぶされてしまう。死にたい、と思ってしまう。
「苦しくて辛くてしんどい」。私なんかがそんなふうに思っちゃいけない、と思う。でも、私は私が持つこの気持ちを。否定したくない。する必要ないよ、と、少し前に私に声を掛けてくれた大人がいたから。
しんどくて辛かったら、ちゃんと、自分がその気持ちを認めることをしよう。「自分は今、そういう気持ちなんだ」と。自分で自分を認めることを。