初めて家族葬に参列して分かったこと
先週、初めて家族葬に参列(兼お手伝い)しました。最期のお別れの時に感じたことや、葬祭ディレクターさんについて書いてみました(団体や個人情報に関する記載は一切無し)。
結論を先にお伝えすると、経験から認識され一般化された自分の常識を一度疑って、非常識にものごとを考えてみる良いきっかけとなりました。
具体的には、故人が高齢者で親族や知人も高齢の場合は、型通りの一般葬より、故人と向き合う自由度がある家族葬の方が良いと感じたという話です。興味を持っていただけましたら最後まで読んでみて下さい。
今回参列した家族葬
葬儀は一般葬と同じセレモニー会館で行われ、故人は高齢であったので参列者は家族4人とお世話になったケアマネージャーさんのみ。
宗派のお坊さんのお経から始まり、通夜・告別式・初七日法要、火葬・お墓への納骨。
今まで一般葬は何回も参列しましたが、喪主の挨拶や弔電紹介が無くても違和感は感じず、逆に家族全員が葬儀に集中でき故人に寄り添える時間が持てるんだと実感したとても印象深い葬儀となりました。
家族葬プランもピンからキリまで
あくまでも一般的な話として記載します。
葬儀費用の主な構成は、①葬儀一式+②お坊さんのお布施+③食事や返礼品の手配+④各オプションです。
①は祭壇の種類、会場となる式場費、通夜と葬式を別にするかにより変動し、参列者人数が変わっても差は出ないようです。居住地域により値段格差があります。②は宗派やお坊さんにより多少違いますがベンチマークはあります。③は家族葬だと殆ど無いと思います。
仏具を省く、式を上げない、告別式のみ、少人数で行なう、生演奏を入れる等各葬儀会社でご家族の意向に合わせた選択プランが用意されています。
大事なのはプランに合わせるのではなくご家族の気持ち。
お葬式に関しては宗派や地域性、家系の切り口から色々な決め方が有ります。各ご家族にとってこれが正解だという答えはどこにも無いと思います。なので葬儀を知り尽くしている葬祭ディレクターに色々相談するのが良いと思います。
寄り添える葬祭ディレクター
葬儀会社の担当者と名刺交換をすると、お名刺には「厚生労働省認定 葬祭ディレクター1級」と書かれていました。
■葬祭ディレクターとは
厚生労働省が認定した技能審査協会が認定する制度で、葬祭業に従事する人々の知識・技能レベルを問う資格です。2級と1級があり知識試験と実技試験で構成され、2級の受験資格は葬祭業界で最低2年以上の経験。1級の場合は葬祭業界で5年以上の実務経験(もしくは2級を取得してから2年以上の実務経験)を必要とします。
以下は、今回お世話になった葬祭ディレクターさんの話。
提案がシンプルで分かりやすく、顧客目線で相手と寄り添える経験豊富な心強い方でした。
事例としては、家族が火葬に立ち会っている間にその方は打合せには無かった「お墓での納骨準備」に対応すべく運動着に着替え、小雨の中にも関わらず先回りしてお墓で納骨がすぐできるよう動いて下さり、自分で墓石を動かす予定だった弟夫婦(私だったかもしれませんが)も驚いていました。
私たち素人が困らないように最後の納骨まで顧客目線で考えて、できる限りを尽くして動いて下さったお人柄。
この方の差別化された魅力はコレなんだと感じました。
葬儀は故人のためにやるものですが、家族の気持ちを重視して神対応ができる良い葬祭ディレクターに出会えると「寄り添われている感」が半端なく良いです。
オンライン葬儀
今まで「家族葬」と聞くと、こじんまりとごく近親者のみで行なう式をイメージし、会社や仕事関係者・友人知人は参列しずらいイメージを持っていましたが、そんなイメージを払拭したのがオンライン葬儀。
参列したくても高齢で行動に不自由がある方や、家族葬にしたいので親交のある方を呼べないご家族、その双方に悔いの残らないように葬儀会社がオンラインサービスも用意してくれてました。
操作は至って簡単。
参列して欲しい方に、QRコードを読み込んでもらう(もしくはQRコード付きハガキをお渡しする)だけで、式後60日閲アーカイブされた葬儀に参列可能です。
焼香もオンライン上でボタン操作でイラスト上の煙が上がり、ご記帳やメッセージも自由に贈ることができ、香典や供花・供物もクレジット決済で可能、数分に編集された葬儀開始から出棺までのダイジェスト版動画や静止画も掲載もされています。
お世話になった介護スタッフや施設に入居されているご友人にも案内し、お時間の有る時に参列していただけるようです。
最後におしらせ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
実践的な知識を備え、ご相談者のお気持ちや考えを正確に理解し、網羅的に提案できるプレイヤーとして問題解決につながる各士業専門家をコーディネートして行くのが相続コンサルタントとしての私の役目です。
モヤモヤした何かを感じている方は、ライフワークを最後までサポートするコンサルティング会社@HIKARIEでご相談をお聞きする事も出来ますので、ホームページからお気軽にご連絡下さい。https://hikarie-jp.com/top/contact/
それではまた次回。