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⑥新しいモノに飛びつくと失敗する

私もトレーナーとして働いていますし、ダイエットの情報には敏感な方ですが、最近は付いていくのがやっとなくらい本当に色々ありますよね?
また、次から次へと新しいダイエットの情報やダイエットグッズが生み出されます。

さて、そろそろ、この現実を
「生温かい目で見れるチカラ」を身に付けましょう。
おかしいんですよ。この現実。

なぜ?次から次へと新しい商品が生み出されるのか?

それはね。
ダイエットというジャンルの商品は売れるから。

すなわち、
私たちを「くいもの」にしているのがこの現状なのではないでしょうか?

日本のダイエットの歴史

ウィキペディア先生によると日本のダイエットの歴史は、太平洋戦争後の西欧化の食事やファッションの影響のため
1950年代から始まり、
1960年代の健康サンダルや、やせ薬。
1970年代には「スタイリー」という腹筋運動ができる遊具が流行ったそうで…YouTubeで映像を観ると、まるでアトラクションのように楽しそうに使われていました。

まあ、ダイエット効果に関しては…ね。(汗)
たぶん・・・無いよね。

その後、バブル期~それ以降なると、こんにゃくや、りんご、バナナなどの
「〇〇だけ食べるダイエット」が流行ったり、ビリー隊長が叱咤してくれる軍隊式ビリーズブートキャンプを筆頭にリズムに合わせてエクササイズを行うメソッドが流行りました。
コアリズムやTRFのダンスエクササイズなんて、懐かしく思うくらい時が経ちましたね。

最近の主流は、ライザップやファスティングになるのでしょうかね。

これら、1つ1つが手を変え品を変え、私たちに消費を迫っています。

お金をつかえ~お金をつかえ~って、呪文をかけられていると考えてしまいます。

ダイエットの本質はシンプル

それは「過剰に食べたら太る」この一点につきます。

人類が誕生して500万年以上経ちますが、このシンプルな身体の仕組みは変わっていません。
従って、「摂取カロリー」が「消費カロリー」を上回ったら太る。
という事なんです。

ちゃんと食事に向き合う事によって、接種カロリーを調整し、
適度に運動を行う事によって、消費カロリーを調整する。

食事 ⇒ 摂取カロリーにアプローチ
運動 ⇒ 消費カロリーにアプローチ

こうやって、表現すると、食事のコントロールがなんのための行為か?
適度な運動がなんのための行為か?お分かり頂けると思います。

運動は目的に応じてやり方が変わります。

筋力トレーニングの場合は、
筋肉量を増やして太りにくい身体を作る目的。
ウォーキングや水泳などの有酸素運動は、
蓄積した体脂肪を燃焼させるためです。

食べたものを消費しながら、筋肉量を増やす事で基礎代謝を上げ、エネルギーを燃焼しやすいカラダを作る。

ダイエットにおけるテーマは、このシンプルな仕組みに、自分の「意識」と「カラダ」をすり合わせる事です。

ダイエット中に「今日はしっかり歩いたから、ご褒美にケーキを食べよう!」というようなことを繰り返していると、イタチごっこを通り越して、ダイエット中なのに“カラダ増量キャンペーン”をしている状態です。

従って、カラダはどんどん大きくなっていくでしょうね。

この仕組みが解っていれば良いだけなんです。

なぜ?カロリーを消費せず、お金を消費するのか?

シンプルなカラダの仕組みを理解して、目的に応じたメニューを組んで、徐々に取り組めば良いだけなのにも関わらず…
次から次へと出て来る新しいダイエット方法に飛びつき、また続かずに挫折して、勝手にテンションが下がり、最終的には「どうせ私なんて…」ってセルフイメージを低下させる。

その経験が引きがねになって、ダイエットどころか他の事に対しての挑戦まで意欲を失い、コンプレックスの塊になってるちょうど良い頃合いで、
優しい言葉と共にまた新しいダイエット関連商品が目の前に現れる。
そして「今度こそ!」という言葉と共に、またお金と時間を浪費してしまう。

こうなってしまうと、もはや「ダイエット」という呪いにかかっているのと同じ状態ではありませんか?

新しいモノが悪だ!なんて事は言いませんが、決して、新しく登場したダイエット方法が正義!なんて事でもありません。
いつの時代になっても、理屈は至ってシンプルで単純なんですよ。

新しいモノに飛びつかない!

これを繰り返すと お金も心も もっていかれます。

日々がんばっているお仕事は、ダイエット関連商品にお金を使うためじゃないですよね?
少しずつ貯めた大切な貯金は、むやみにダイエットグッズを買うためじゃないですよね?

もし、どうしても新しいモノに興味が沸いてしまったのであれば、それが「ダイエットの何に役立つのか?」をちゃんと考えるようにしましょう。

  • カロリーを消費させるためのもの?

  • 摂取カロリーを抑えるためのもの?

  • 運動に役立つもの?

  • 意識が変わるもの?

  • 脂肪を燃焼させるもの?

  • 管理をしてくれるもの?

その効果に価格が見合うと感じた時に、初めてお財布の紐を緩めてください。

「これなら痩せれるかも?」
こんな感情で新しいモノに飛びつくと、また同じことになってしまいがちなので、本当に注意してくださいね。


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