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不安に負けない体力
嫁さんが仕事を辞めたいと言ってきた。
まだ決めたわけではないけれど、そういう方向で考えているらしい。
自分には反対する理由も権利も無い。
嫁さんの人生だから嫁さんの幸せを追求するべきだ。
元気で笑っていてほしい。
そして嫌な仕事を続けて体を壊したり、
適応障害やうつ病になってはいけない。
ただそこで不安になった。
昨日のことだ。
経済面ではない。
とてもつまらないことだ。
自分はかかりつけの病院が少なくとも2件あって、それぞれ月に1~2回通っている。
無職なので保険は嫁さんの扶養に入れてもらっている。
そこで、だ。
辞めた後の健康保険の切り替え手続きがスムーズに出来るか?
資格喪失証明書を会社が素早く出してくれるか?
自費で払うのはいくらか?
自立支援の手続きが面倒くさいなあ。
そんなことが頭に浮かび(本当にくだらない…汗)
動悸とともに不安や恐怖が湧き上がってきて
何も出来なくなった。
だ、け、ど、
自費といっても総合病院で手術や入院をするわけではなく、高額医療制度の対象になるような額ではない。
せいぜい1回1万いくらで、保険の切り替え手続きなんて1カ月もあれば出来るはずだ。
家計は幸い自転車操業ではない。
支出が急に増えたからといって、
会社みたいに資金がショートして破産なんてことはない。
しかも後で返還されるし。
手続きは役所に行ったり色々と面倒くさいが、
何度も経験していることだ。
会社だって出すべき書類は出してくれるだろう。
出さなければ信用にかかわる。
毒親育ちの悪い癖で、深層心理で他人や社会が信用できず恐怖を感じているので、ありえない被害妄想が起きてしまう。
世の中のことをよく知らない子供なら仕方ないけど、ACとはいえ人生も半ばを過ぎたおっさんだ。
ちゃんと今まで生きてこられたのだから、現実的に考えて、もう少し安心して信用するべきだろう。
そんな恐れおののくようなことじゃない。
……というところまで考えて冷静になることが出来た。
ただこれも、体調が悪かったり疲労が溜まったりしていたら、鬱の沼に引きずり込まれて寝込んでいたかもしれない。
でも最近は無理な運動やトレーニングはしていないし、睡眠時間も無理やりでも長めに取っていた。
家事はゆっくりのんびり。
なので体調が安定していて体力に余裕があった。
天気の良い日が続いていたのも大きいと思う。
最初は布団の上で動悸と闘いながら考えたけど、
ある程度のところで外出して、公園を散歩しながら考えをまとめた。
ネガティブに襲われたら体を動かせばいいとよく言われるが、それも体力があって初めて出来ることだ。
あと、問題からは逃げずに向き合う方がストレスが少ないということもあるが、それも体力があってこそ。
疲れた状態では問題と向き合う気力や勇気は生まれない。
よく休んでなるべく疲労を溜め込まないように、
常に体力を維持温存しておくと不安に負けにくくなるんだな
ということを学んだ1日だった。