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生きがい??死にがい??|『死にがいを求めて生きているの』(著)朝井リョウ|中公文庫
あらすじ
誰とも比べなくていい。
そう囁かれたはずの世界は
こんなにも苦しい――
「お前は、価値のある人間なの?」
朝井リョウが放つ、〝平成〟を生きる若者たちが背負った自滅と祈りの物語
植物状態のまま病院で眠る智也と、献身的に見守る雄介。
二人の間に横たわる〝歪な真実〟とは?
毎日の繰り返しに倦んだ看護士、クラスで浮かないよう立ち回る転校生、注目を浴びようともがく大学生、時代に取り残された中年ディレクター。
交わるはずのない点と点が、智也と雄介をなぞる線になるとき、 目隠しをされた〝平成〟という時代の闇が露わになる。
今を生きる人すべてが向き合わざるを得ない、自滅と祈りの物語。
引用「https://www.amazon.co.jp/死にがいを求めて生きているの-朝井-リョウ/dp/4120051714」
レビュー(感想)
タイトルで一目惚れして購入させて頂いた作品です。
「生きがい」と「死にがい」と表現した理由というのが知ることが出来ました。どの部分を切り取っても自分と重なることが多かったです。今を生きている自分に。こんなもんじゃないよと思える自分に。嫉妬ばかり目立つ自分に。あらゆる自分が出てきて読んでいる途中苦しくなってきました。それぞれの登場人物にその自分が重なり、それでもそれぞれの答えは最後まで見つかるわけではなことを知りました。きっと今後もそうなのだろうって。これから自分がどう生きてゆくのか、どう生きたいのか、その見つからないはずの理由っってやつを肥大化した妄想とは切り離して、自分自身の中に少しでも見出してみたいと思いました。
少しでもピンッと来て頂けたのなら是非読んでみてください。
それでは!!
また!!