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寛大などんぐりの木

夏の終わり、どんぐりの木に大変お世話になった。連日、大喜びで登らせて貰った。待っている親は太い枝に座って荷物まで掛け、大木に癒される。以前どこかで、木登りは知能の発達にも心にもとても良いと読んだ。大人も登るべきだと書いてあった。木に申し訳無いなぁと思いながら、少し登ってみる。下手すぎて、猿が羨ましい。遊び終わり、どんぐりの実を取る。リスさんの食事だから少しよ、と注意しながら。木は寛大だ。

昔、どの小学校に行きたいか聞かれて、どんぐりの木があった学校を選んだ。何歳になっても、どんぐりは良い。

緑色だったどんぐりの実は、家でもいつの間にか茶色くなった。更に日が経つと、実が縮んで帽子がとれる。何故かと聞かれて、水分が抜けたからじゃない?と答えると、子供達はどんぐりに水をかけていた。

緑から茶色になっていくどんぐり

秋の公園では、リス達が走り回って冬支度。器用に土の中に実を埋める。犬は通りがかる度にリスを追いかける。リス達は一目散に幹を駆け上る。毎年同じ光景を幾度も目にするが、いつもリスの勝ちだ。

一面の落ち葉は最高の遊び場だ。自分が子供の頃楽しかった記憶もあり、息子達も雨が降る前に連れてきた。落ち葉を蹴ってはしゃぐ息子達も、将来その子供達を連れてきたりするのかな。自然で遊べる平和が子供達みんなに来ますように!

ロンドンの公園

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