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正しく休む←休職、休学されている方へ

昨日のニュースを観ていたら「全国の公立学校で病気などで休職した教職員の欠員が補充できず『未配置』となっている人数が、少なくとも4739人に上り、その6割を非常勤講師で対応している」という話題を報道していました。

ここ数年、教師という仕事の過酷さが伝えられるようになりその働き方について検討されるようになって来てはいるものの、現状はまだその改革までは至っていないようです。

私のところにも小、中、高で先生をしていてココロの病となり、休職中の方や既に退職をされた方がカウンセリングに来ていますが、その働き方の実態はかなりブラックであることが分かります。
(常勤の方も非常勤の方も居ます)

生徒との向き合い方、同僚教師との付き合い方、保護者との関係性などその悩みは様々ですが、どれもに共通しているのは「仕事量の多さ」によってそれぞれの問題と向き合う時間が取れない事です。

またこれも共通項として皆さん教師になられた理由として「これからの日本を担う子供たちの成長を手伝いたい」といったことです。
その目標を持って非常にまじめに誠実に当初は教師という仕事に誇りを持っていたのですが、その内実が分かって来てまたその理想を目指すことの困難さに気付いて、当初の目標と現実のギャップに悩み、そのうち前述のような仕事量に忙殺されてココロが壊れてしまう。

これは教師という仕事以外でも同じようなことが起こっていると考えられます。
一般企業で働く方々もそうだし、特に医療や福祉系の仕事をされる方にもこの傾向は顕著に表れていると考えています。

こうなってしまう方々の多くがアダルトチルドレンであり、自分の状況を我慢し「誰か」のために身を捧げてしまうような働き方をしてしまう。
そのためには「自分」を抑え込み、常に自分以外の誰かを念頭に置きながらその「誰か」のために仕事をするという姿勢にそもそもの問題がある訳です。

さらに言えばそのような働き方で溜まるストレスを発散するすべを持たず、むしろ他の「誰か」のために「自分は楽しんでいてはいけない、もっと頑張らなければいけない」と思い込んでしまっているところも問題となります。

こんな働き方を続けてストレスを溜め続ければココロが壊れるのは当たり前で、そこで「休職」となる訳ですがその「休み方」にも問題があるためその期間が明けて復職してもまたココロの病が再発し、その時にはそれ以前よりも症状は重くなり結果的に退職を余儀なくされてしまうことになっています。

自分は病気で休むのだからその病気を治さなくてはいけない、だから部屋の中で寝ていなくてはいけない、買い物も最低限、遊びに行くなんてもってのほか…
(買い物に出かけている時でも同僚に会ったら「休職中なのに出掛けてる」なんて思われることも怖い)

これもココロの病に対して理解度が低いことからそうなってしまう側面もあるのですが、ココロの病に関しては寝てばかりではダメと強くお伝えします。

もちろん体調そのものが悪い時は身体を休める必要はありますが、多くの方はそれほど体調には問題が無いことが多く、外出が可能な状態である自分を無理やり部屋の中に押し込めているような状況にしてしまっています。
これではココロの病は回復しません。

もっとも「楽しんではいけない」という思い込みが強くあるため、自分にとっての「楽しい」が分からないことも多く、何をすれば良いのかが分からない、と訴えられる方もいるのですが、そういう方にこそこの休職期間を有効に使ってもらいたいと考えています。

何が楽しいかは分からなくても、自分の中にある興味・関心は何となくある。
その「興味・関心」に手を出すのに絶好の機会と捉えて欲しいんです。
或いは子供の頃にやりたかったけど出来なかった、させてもらえなかったことをしてみるのも良いです。

何か行動をしてみて、それが楽しいとか面白いと思えたらそれがあなたにとっての「楽しみ」となり「趣味」となって、ストレス解消の手段にもなり、仕事をするというモチベーションにもつながっていきます。

可能であれば屋外での活動と屋内(自室内)での活動と、半々くらいのバランスで出来そうなことをいくつか見つけて下さい。
そうする事で日常的なストレス解消とお休みの時に楽しむ趣味を持つこととなって、継続的なストレス解消が出来るようになります。

これらを休職期間中に見つけること、更にその元にある「生きづらさ」と向き合う時間を取ることが出来れば、その後の生き方そのものが変わって行けます。

ココロの病による休職期間は外に出て、自分の「楽しい」を見つける

これがココロの病による休学や休職期間にやるべきことで、その後の自分を変えて行ける始めの一歩となります。

ココロの病やアダルトチルドレンなどについて分からない事や知りたいこと、不安なことなどあればいつでもコメントを頂くか、ホームページからお問い合わせ頂ければ出来る限りお答えいたしますので、是非お気軽に「私」という人間をご利用ください。
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栃木県 アダルトチルドレン・ココロの病克服カウンセリング
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須藤 勝則

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須藤 勝則
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