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アトピー周辺知識39 : 抗酸化作用を有する医薬品(フリーラジカルスカベンジャー)

 昨今メチレンブルーが一部界隈で話題になったが、考えてみれば抗酸化作用のみを基準とした医薬品の情報収集というものを今まで何故かしてこなかった。寛解を目指す上でも必要な情報であり、今後のために一応のメモとして残す。

https://med.m-review.co.jp/article_detail?article_id=J0012_2502_0103-0105


 グルタチオン・EPAや水素療法の時点で半ば医薬品に手を出していたようなものであったが、本格的にアトピー・アレルギーの寛解を目指すのであればこういった情報にも早々に触れておくべきだったか(実際ただ調べれば済む程度の事ではあった)。

 アトピー・アレルギーなどの慢性疾患や糖尿病、腎障害・肝障害に対する抗酸化作用を持つ医薬品の投与はまだ積極的には為されておらず、臨床研究や自由診療にて一応の成果を残しながらも保険適用はされていない様である(脳障害に関してのみ比較的進んでいる様である)。全体として臨床研究・開発共に余り進んでおらず、諸々の事情からそれが望まれてもいないという事だろうか。
 …恐らく水素療法もこれらと同じ括りとして扱われていると考えて良いだろう(水素も同様に「活性酸素=ヒドロキシラジカル」に対するフリーラジカルスカベンジャーとして機能する)。


 治療薬としては安価で入手もし易く外用でも効果を発揮する点でやはりメチレンブルーが頭一つ抜けているか。次点で入手・利用のし易さや安全性からノイロトロピンが挙げられるだろう。また摂取量や方法・タイミングに注意が必要だがメラトニンも有望である(トリプトファン・5-HTPにて摂取する方がより安全かつ合理的か)。



 …余り関係無いが同じ医者でも外科と内科では趣味嗜好が随分変わるのだなと、一昔前に流行った作品と比べて思うところではある。

・追記

 メチレンブルーは過去に海外で発癌性を疑問視された事もあり、少量の外用のみに留めておくのが無難そうである(発癌性の有る外用剤というとタール剤軟膏を思い出すが、あれも消炎作用は強くとも匂いや汚れ易さのため使い難い薬だった)。元々肌も服も真っ青に染めてしまう様なものなので、被覆するか目立たない場所にしか塗れるものではないが。しかし改めて水素の安全性の高さや使い易さが際立つ話でもある。



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