ケガしてないだけで凄い!
2月のトレランのレースから1ヶ月も経つというのに、まだ右膝痛から回復できずにいる。
レース後、筋肉痛をやり過ごして数日後、5キロほど走り、週末には10キロ走れたので、「大丈夫!」そう思って4月頭の25キロのトレランに申し込んでしまったのだが…。そのあと一向に右膝痛が取れず、知る限りのストレッチを試すも、どうも伸ばして気持ち良くなるタイプの痛みではない。足が真っ直ぐ伸ばせないので、歩くのも不自然になるほど悪化してしまった。
信頼しているカイロプラクティックの先生に診てもらい、数日様子を見たけれど、どうも快方に向かっている気がしない。何しろ痛くて柔軟体操ができないのには困り果てた。前屈も出来なければ開脚も、足を伸ばす事が全く無理〜(T_T)
膝周りの痛いところを解しながら、時間をかけて何とか右膝を真っ直ぐ伸ばす。しばらく伸ばして今度は力を緩めて膝を曲げようと思うが、これまた痛い。普段から朝晩ヨガで身体中をストレッチしているのに、痛くて身体が上手く解せないことのストレスったらない…。
ゆっくり走って動かした方が解れて痛みが減るのかも?という期待を抱いて、仕事帰りに一度、公園へ走りに行ってみたが、嫌な痛みがあって1キロ行かないうちにウォーキングに切り替える羽目に…。
なんだかこの1週間くらいは、身体が思うように動かせない上に、ストレッチもままならないせいで、元々ギックリ腰のクセのある左下の腰痛も出始め、さらには左股関節も違和感が出てきて、なんだか身体中が歪んでいるかのような不快感!それで再度カイロプラクターの先生の元へ行ってきた。
やはり痛む箇所からして、筋肉ではなく、膝周りの腱がギュッと硬くなっているそうで、今日は先生が指でグイグイ押しながら、膝を色々な角度へ伸ばしたり、曲げたりして緩めていく。膝脇の腱はだいぶ痛みが楽になったが、ふくらはぎの上部にある腱がガチガチらしい。先生が時間をかけて緩めたあとは、大股で歩いてみても痛みがだいぶ減った。
ふくらはぎ上部のガチガチの腱を、自分で家で伸ばす場合の方法を教えてもらい、家で自分で伸ばして、戻すときに痛くてもゆっくりと戻して、またゆっくり伸ばすを繰り返しても良いと教えてもらった。痛みがあると、ストレッチをやることで悪化させていないか、不安になっていたので、先生に「この腱は丈夫な腱なので、頑張って伸ばして切れてしまうようなものではないので、伸ばして大丈夫ですよ」と教えてもらい、安心した。
伸ばすべき場所がわかったので、足を休ませながら回復を待とうと思う。走るのは1キロくらいから始めて、次の日は休んで様子を見て、痛くなければその次の日に2キロと言うように、様子を見ながら徐々にやって行ってくださいとのこと。
4月のレースはキャンセルできるものならと思って調べたが、案の定、「返金は一切なし」とかなりハッキリと書いてある(笑)。あと2週間で25キロ走れるわけもないので、もうハイキングと思って歩こうと思っている。過去のレース結果を調べると、2時間弱で走り切った人から6時間以上かけて歩いた人までタイムもかなり満遍なくバラついているので、ちょっと安心。
カイロの先生との会話で、気づいたけど、私は自分の身体の状態を大きく見誤ってしまったんだなあ。ごめん、私の身体。去年秋に10キロ走れるようになって、元旦に10キロのレースに出たのは良かったけど、1ヶ月後にハーフに挑戦して走れてしまったので、自分の体はハーフが走れるところまでできたのだと思ってしまった。でもそれは大きな勘違いだったんだなあ。(T_T)
あんなに最高の気持ちを味わえた楽しいレースだったから、後悔はない。けれど、体にすごく無理をさせていた事をちゃんと分かっていたら、レース後、しっかり足と膝を休めて、無理をさせたところをもっともっと注意してケアしていたのに。身体はいつだって頑張ってくれて、悲鳴をあげるのにちょっと時間がかかる。今回は気づくのがちょっと遅くなってしまい、かなり無理していたはずだ。
私は、短期間に距離を伸ばしてしまったことで、まだ必要な筋力がついていない状態で、足に負担をかけすぎてしまったのだ。今回のケガで、走る事は誰でも出来る事だけど、ケガをしないで走るというのは本当に大変な事だと思った。きちんとしたフォームだったり、必要な場所に必要な筋力がついていないと、距離が伸びれば伸びるほど、反復運動で、弱いところへ衝撃や疲労が蓄積しやすい。
身体の使い方にクセがあると、弱いところへ必ず問題が出てくる。日常的に、弱いところ、疲労が蓄積しているところを把握して手入れをすると同時に、負担のかからないフォームや適切な筋力を身につける事が不可欠なのだろう。簡単なようで、ケガしないで走るとはすごく難しいんだなあ。
そう考えたら、10キロとかそれ以上の距離を日常的に走っているランナーの人達って、ケガしてないだけで相当スゴイ!興味がない人には分かりにくいかもしれないけど、ケガしてないことの凄さに気付いたのでした。
どんなスポーツでもケガせずに続けられると言うことは、身体としっかり向かい合ってからこそできること。そうでないと、向かい合わざるを得なくなるように体が訴えてきます(笑)。反省です。