ことばにするメリット

ポジティブな感情は、他者と共有するも良し、
1人でニンマリするも良し ですが、

ネガティブな感情はどうでしょうか？

最近、ネガティブな思いをことばにする効果 に
ついての研究が進んでいます。

ネガティブな思いをことばにすることが、
心身の健康に良いとの報告が次々となされているそうです。

また、自分の病気についての情報を開示した患者の方が、開示しない場合よりも生存率や健康指標で良い数値を示したそうです。

心の内をことばにする効果

①ことばに変換することで、問題を整理したり
　違う観点から捉えなおすことができる

②他者も同様の体験や感情をもっていると確認
　することで、自分の体験が相対比される

③深い開示は他者との関係を親密にし、
　信頼関係が成り立つ

一方で、開示しない・ことばにしない場合、
他者に知られないようにする抑制の試みが生理的負担を大きくしてしまうのかもしれません。

また、自分1人で抱えると、そこにこだわり、解を求めて考え続けることで、外傷体験となる出来事を反芻はんすうしてしまい、負の効果をもたらすのかもしれません。

ただし、インターネットなど相手が特定できないコミュニケーション状況など、打ち明ける相手によっては無防備な自分をさらけ出してしまうことになり、否定的側面があることも忘れてはいけません。