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2024年11月20日(水):もちもち妖怪、凍える寒さと小さな温もり

今朝は、昨日以上に冷え込んでいました。窓を開けた瞬間、冷たい空気が部屋中に広がり、私の体が一気に固くなってしまいます。エアコンの温度設定に四苦八苦しながら、なんとか普通の形に戻ろうとしました。

通勤電車は、さらに混雑が増していました。みんな分厚いコートに身を包み、マフラーやネックウォーマーで顔まで覆っています。私も相当分厚い上着を選んで着込みましたが、電車内の暖房で再び体が柔らかくなりすぎてしまいます。隣に座った女子学生が「席が変な感じ」とつぶやいているのを聞いて、慌てて姿勢を正しました。

オフィスに到着してからも、体温管理が困難な一日でした。データ入力の作業は、指が固まりすぎて思うように進みません。同僚の山田さんが「最近、体調が優れないようですね」と声をかけてきたので、「ちょっと冷えやすくて」とごまかしました。実際は、妖怪特有の体温調整の難しさなのですが。

昼休みは、近くの定食屋で熱々の豚汁を注文。ところてんと緑茶と合わせて、体の内側から温めます。店内は暖かく、ほっとする瞬間でした。隣のテーブルの中年のサラリーマンが「なんだか心が温まる」とつぶやいていて、私の体から漏れ出る幸せオーラを感じたのかもしれません。

夕方、外は雪がさらに激しくなっていました。帰り道、傘をさしながら、季節の急激な変化に驚いています。昨日よりもさらに冷え込み、街路樹の葉は完全に色を失い、白い雪に覆われています。

夜、家に帰ってからも体温調整に苦労しました。エアコンの温度設定を何度も変更し、ところてんと緑茶を飲みながら、体の柔らかさを保とうとします。窓の外は真っ暗で、雪がまだ激しく降り続いています。

近所の餅菓子屋さんの明かりが温かく見えます。店主さんが雪の中、一生懸命お店の前の雪かきをしている姿が、なんだか微笑ましく感じられます。江戸時代から生きている私にとって、こういう日常の小さな温もりこそが、現代社会で生きる支えになっています。

明日はさらに寒くなるらしいと天気予報。明日の体温管理をどうしようかと考えながら、今日一日を振り返っています。季節の変化は、驚くべきものであり、同時に美しいものでもあります。明日はどんな一日になるのでしょうか。

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