#11 もしあと1年で人生が終わるとしたら?*小澤竹俊
著者の小澤竹俊さんは25年間、人生の最終段階の医療に携わり、3500人を超える患者さんをお見送りしてきた。
多くの患者さんと関わる中で気づいたことは、
『人は「死」を前にすると必ず自分の人生を振り返る』ということ。
2020年に行われた、【人生の満足度】に関する調査では、
◼️「非常に満足している・やや満足している」と答えた人が32.1%
◼️「どちらとも言えない」が32.1%
◼️「あまり満足していない・全く満足していない」が35.9%
というアンケート結果が出ており、
「人生を楽しんでいない」と感じる人が3人に1人以上いるのである。
コロナに始まり、少子高齢化の進行、物価高など、これからの日本の情勢を踏まえると、生きることに困難を感じることがこれから増えていくのではないだろうか。
そういった中で「自分にとって本当に大切なもの」に気づき、人生の意味を考えることはとても大切ではないか、と述べられている。
ただ、元気に生きているうちはそういったことには気づきにくい。
死が目前に近づいて初めて考える人も多いようだ。
「これからの人生を少しでも悔いなく生きるために、そしてよりよく生きる」ために本書をおすすめしたい。
《目次》
Chapter1:もしあと1年で人生が終わるとしたら?
1.自分の人生に意味があったと思いますか?
2.どうしてもやりたいことはありますか?
3.今、後悔していることはありますか?
4.これからの人生でなにを大事にしたいと思いますか?
Chapter2:人間関係や家族について
5.ひとりで頑張りすぎていませんか?
6.「自分らしさ」は見つかりましたか?
7.家族、友人との時間は十分に取れていますか?
8.孤独を抱えていませんか?
Chapter3:仕事や夢、目標について
9.今までの仕事や働き方に満足していますか?
10.努力したことにむなしさを感じていませんか?
11.今までの人生で一番誇らしいことはなんでしょう?
12.未来に夢を描けますか?
Chapter4:人生をもっと楽しむために
13.どうすれば、生きていてよかったと思えるでしょうか?
14.つらい悩み、息苦しさはありますか?
15.自分を追いつめすぎていませんか?
16.「自分は思い通りに生きられない」と思い込んでいませんか?
17.自分の心の声は聞こえていますか?
「生きている意味が分からない・人生に価値を見出せない人」などは、
「10年後の自分はどうなっていたいか?」
「もしあと1年で人生が終わるとしたら何をしたいか?」
といった、『ゴールから考えてみる』のもいいかもしれない。
そこから、今やりたいこと・生きる意味が見つかる可能性がある。
最終段階の医療に携わっている著者だからこそ、語ることができる言葉が多かった。
生きづらさを抱える人が、読めば心が軽くなる本
\\ その他おすすめ書籍 //
【コミュ力ゼロ・自己肯定感ゼロ】だった私が30歳で生まれ変わった方法を紹介しています☺︎
⇩⇩⇩
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?