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大河ドラマ「光る君へ」第27回~屛風歌について(藤原公任の和歌より)

こんばんは、もちまるです。

2週間ぶりに「光る君へ」が放送されました。
待望の…!という事で今回も感想回です。

今回は、書きたい事が山盛りでどうしようか迷ったのですが、やはり大学で勉強していた屏風歌について触れたいと思います。

恩師とも言える先生が屏風歌を研究されていてよく授業でも取り上げられるテーマでした。

最初、屏風歌と聞いたときは何ぞや?
という感じだったのですが、今回ドラマで再現されていて感動🥹

屏風に和歌が貼ってある、それだけなのですが映像で見るとより理解が深まります。

ドラマで出てきた屏風は、藤原道長の娘、彰子が一条天皇に入内する際の調度品です。

その調度品である屏風に選りすぐりの和歌が載せられたという事ですね。

詳しい経緯などは、こちらの記事をお読みくださいね。

今回は、その屛風歌の和歌の中から一首取り上げようと思います。

取り上げるのは、藤原公任の和歌。
風流人の公任ですね。

紫の雲とぞみゆる藤の花 いかなる宿のしるしなるらむ

https://ogurasansou.jp.net/columns/arakaruta02/2021/12/07/11843/ より

紫色の雲のように見えるあの藤の花は
いったいどのような家の目印なのでしょう

https://ogurasansou.jp.net/columns/arakaruta02/2021/12/07/11843/ より

今回は、小倉山荘さんのサイトを参考しています。

サイトには以下の解説がありました。

紫の雲は瑞兆とされます。
そして咲き誇る藤の花は藤原家の繁栄を象徴するもの。

https://ogurasansou.jp.net/columns/arakaruta02/2021/12/07/11843/

和歌を詠むにも、やはり政治情勢を踏まえた上で詠む必要があるのかもしれません。

彰子の入内によって道長一家の今後ますますの繁栄を…という意味も込められているのかもしれませんね。

現代の祝電みたいなものをイメージしますが、やはり祝電の決まった言葉よりも和歌だと風情があってとても素敵です✨


そういえば…
ドラマではロバート秋山さん演じる藤原実資が屏風歌を断る場面がありました。

結局、道長に一言言われてしまいましたが😂

こちらの記事になぜ断ったのかが記載されています。

抜粋すると以下の通り。

実資としては、左大臣の命によって公卿が歌を詠むという先例はなく、また公卿を文人や歌人と一緒にされては困ると考えていたので、道長の依頼を毅然(きぜん)と断ったのだと思います。

https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pEV6k5NK7E/ より


道長の権力に屈する事なく、己の意思を貫く実資像が浮かびます。

そして…回を重ねるごとに実資の圧と眼力がすごい🤣

ロバート秋山さんの演技が面白いです🤣


さて…今回は屏風歌について少しお話しました。

今回はまひろと道長久々の再会からまるで昼ドラのような回で少しドキドキしました。

まひろの夫である宣孝の寛容な姿勢にもおぉ!となり…
(妻が別の男の人との間に出来た子供をお腹に宿しているのに、一緒に育てようだなんて、大きな心)

久しぶりに赤染衛門さんが出てきたのもとっても嬉しかったです😊
これからたくさん出てきてくださるといいな…

ちなみに彰子の撫でていた猫ちゃんは小鞠(こまり)ちゃんというそうです🐱
素敵なネーミング。
記事を発見してほっこり😊

それでは今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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