展覧会レポ:アーティゾン美術館「石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 野見山暁治」
【約2,600文字、写真約40枚】
アーティゾン美術館の「石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 野見山暁治」を鑑賞しました。写真をメインに、その感想を書きます。
結論から言うと、1)アーティゾン美術館所蔵の質が高く、センスの良い作品を数多く見ることができるため満足度は高い、2)5階・4階のコレクション展は、企画展と同レベルでメインのような存在、3)好きな作品をじっくり見たり、自分の新たな「好き」を発見できる良い機会でした。そのため、アートに興味が薄い方にもおすすめです。
アーティゾン美術館のコレクション展の良さが1mmでも伝われば幸いです。
※このコレクション展(4階・5階)は、以下の投稿の続きです。
▶︎「石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 野見山暁治」感想
✔️5階(石橋財団コレクション選)
この展覧会のキュレーションには、特にストーリー性はありません。ただ、石橋財団の素晴らしい作品を見る・愛でることができます。また、ほぼ全て撮影が可能な点も嬉しい点です。
5階と4階の2フロアにわたって、約 100点の作品が展示されています。近年、新たに収蔵したパウル・クレー 《双子》、《小さな港》や、荒川修作 《クールベのカンヴァス No.2》なども紹介されています。
アーティゾン美術館のコレクションは、作品、展示方法ともにセンスが良いと感じます。アーティゾン美術館に行く際、私は企画展を楽しみにすると同時に、コレクション展を見ることも毎回楽しみにしています(都内では、東京国立近代美術館のコレクション展も好きです)。
本展はコレクション展です。そのため、今回の投稿は、印象に残った作品をパラパラと紹介することにとどまります。
✔️4階(特集コーナー展示 野見山暁治)
4階には「特集コーナー展示 野見山暁治」が設けられ、新収蔵作品3点も展示していました。さらに「石橋財団コレクション選」の後半部へと続き、野見山氏が関わりをもった美術家たちの作品を紹介する構成でした。古美術室には、琳派の作品も見ることができました。
野見山暁治氏(私は名前も存じ上げなかった)は2023年、102歳で逝去。かつて、村上隆は「芸術家は死んでから評価される」とテレビ番組で言っていました。その意味では、今後、野見山暁治氏の名前を見ることも増えてくるかもしれません。
▶︎まとめ
いかがだったでしょうか?私はこのコレクション展は、アーティゾン美術館の6階で企画展を見た後のご褒美と捉えています。あまり時間はかけず、お気に入りの作品をじっくり見たり、自分の新しい「好き」に出会える良い機会だと思います。そのため、アートに興味が薄い方にもおすすめです。アーティゾン美術館のコレクション展の良さが1mmでも伝われば幸いです。
▶︎今日の美術館飯
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