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【子どもが遊び育つには?③】社会課題として中間支援として取り組んでいるTOKYO PLAY~多様な子どもの育ち~
■最初に
こんにちは!サイボウズのもっちーです😊
中間支援という立場で、様々な居場所の形を地域と一緒につくっている、TOKYO PLAYさん。
前回は、活動ができるまでのお話をお伝えしました。
今回はたくさんの子どもを見てきた嶋村さんから、こどもの育ちについてのお話です!
▼以前の記事
①中間支援としての活動
②活動が出来るまで
TOKYO PLAY
Webサイト:https://tokyoplay.jp/
fecebook:https://www.facebook.com/TOKYOPLAY
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■多様な子どもの育ち
・子どもってそもそも?
代表の嶋村さんは、
子どもってそもそも、大人がいる場所に遊びに行こうなんて、
なかなかならない。といいます。
英語で言うとプレイスペースっていうのはプレイアブルスペース。
基本的に世の中はすべてプレイアブルスペースだけでした。
遊び場ではないけど、遊ぶこともできる。
そんな場所のことです。
物理的にも心理的にも、
周りの人がいいよとも言ってないけどダメとも言ってない
みたいな、遊び場じゃないけど遊ぶことができる。
それが公園でもいいし道端でもいいしお家でもいいし隅っこでもいいし、
隣の階段でもいいし、別に遊具が遊びに必要というわけではなく、
遊ぶ可能性がある場所で子どもが自然にその場所で育ってきたりする。
そういう場所が今は少なくなっていますよね。
子どもってどこでも遊べるんだよなーと、振り返るきっかけになりました。
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・TOKYO PLAYの地域活性化
TOKYO PLAYとして、最初に地域の方たちと一緒にやった活動はみちあそびです。
最初は、TOKYO PLAYが主導してやらせてください。
まずは事例を作ることから始めようとして、
とりあえず数か所でやってみましたが、
完全主催でやってみて、結局イベントになってしまうなと感じていました。
どこかの誰かがやってきて、面白いことをやってくれて、
それをサービスとして、そこに暮らしている人たちが消費者として参加する。
それだと、世の中変わらないよな。
そう考え、
やっぱり地域の中でやりたいという気持ちがある人たちが、
自分たちでやっていくっていうところを、どれだけバックアップできるか、そこが大事だよね。
そうすることで、子どもが豊かに遊べる東京が実現できるんだよな。
そう思うと、関係者というか、「当事者をいかに増やすか」、
そこを軸にして、2年目からは、切り替えてやってきました。
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・インクルーシブ公園
インクルーシブ公園って聞いたことありますか?
最近色んな場所でできています。
インクルーシブ公園についても関わっているというので、お話を聴いてみました。
2020年に、砧公園でインクルーシブルをコンセプトとした遊び場を整備していました。
もう設計もされていて、完成間近の段階で、TOKYO PLAYにも声がかかります。
ユニバーサルデザインのことや、当事者の声などの発信をして、
多くの人に理解してもらうことなら、TOKYO PLAYでできそうだと考え、
発信活動もしています。
▼動画はこちらから▼
https://tokyoplay.jp/movie-inclusive20230222/
お話をいただいたのが、
コロナで緊急事態宣言が初めて出るようなタイミングで、
あらゆるものが中止になったりしたけれど、
公園に来ている人に、インタビューして、声を集めました。
そして、その時に、
自分たちがインクルーシブルってそもそもどういうことなのか、
ちゃんと勉強しようと思って、
イギリスの本を取り寄せて読んでみたら、
すごい面白くてこれもじゃあ翻訳して出そうと思い、
翻訳の仕事も始めることになります。
インクルーシブってなぁにの本はこちらから
▼私も記事にしています
★前編
★後編
いまも、つながりのある地域からの依頼などはあるので、
最初だけお手伝いして、町会に説明したり、
その地域の人たちが自走できるお手伝いをしています。
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■最後に
最後までありがとうございました!
そもそも子どもって大人がいるところに行こうと思わない。
これは、以前ワークショップで、
「昔ワクワクした遊び」をみんなで出していったときにも、
見事に大人がいない遊びを描いている人ばかりだったことを思い出します。
遊び場ではないけど、遊ぶこともできる。そうやって遊んでいても、大人も許容してくれる。そういう場も関係性も減ってきているのかもしれないですね。
次回は、遊びって環境問題と同じじゃないかという嶋村さんのお話をお伝えします!
また見てもらえると嬉しいです😊